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2020年04月15日13:00

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corona


欧州コロナ通信 110
4月14日・火曜日

4月13日の夜、独仏放送局ARTEが、スペインのコロナ危機の現状を報じていた。

「1936年のスペイン内戦以来の危機」という言葉が脳裏に刻まれた。

マドリードでは遺体の安置所が足りないので、スケートリンクに安置されている。

この番組と、その後のドイツ第1放送のルポでは、カメラマンが重症者の手当てを行う集中治療室の模様を撮影していた。

ある病室では、患者に回復の見込みがないので、医師がカメラの前で人工呼吸器のスイッチを切った。

事務的だ。

看護師たちも「あまり感情はない」と語る。死者数が多いので、治療をやめる時にいちいち感情を持っていたら、仕事にならないのか。

患者は麻酔で眠らされているので、苦しまずに彼岸へ旅立つ。(そもそも全身麻酔で眠っていなければ,苦しくて気管にパイプを入れることは無理だろう)

重篤な肺炎になると、肺が液体で満たされて呼吸できなくなる。意識があるまま窒息するのは、ウォーターボーディング(CIAなどが尋問の時に使う拷問)並みの苦しさだと思うので、私も万一の時には、麻酔で完全に眠らせてもらいたい。

米国では昨日1日だけで、実に2000人がコロナのために、このようにして彼岸へ旅立ったという。

人類の歴史に深い爪痕を残す、災厄だ。

これを戦争と呼ばずして、何と呼べばよいのか。


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