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2020年03月21日13:36

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和田政宗著「日本の真実50問50答」読書感想

和田政宗氏を知ったのは、
「報道特注」っていう
YouTube番組を見たのが
最初なわけだけど、
顔はふっくら気味だし、
語り口調も柔らかいし、
良い人感があふれ出てるんだけど、
言うことはしっかり言うんで、
興味はあった。
本の紹介で「共産党は9条反対だった」
という事が書いてあると聞いて、
俄然、本に興味が湧いたわけだ。
6月7日に発売された本だが、
何処の書店を探しても見当たらない。
仕方がなく、Amazonでポチったさ。

分かりやすい読みやすい面白い。
三拍子そろってるね。
なかなかの良書だと思う。
まあ、リベラル系の人には
言語道断の本だろうけどw

さて、今回の感想、長くなります(^^;
(一部、僕の書いた
 他本感想からのコピペあり(^^;)

Q1 保守とは何ですか? 革新とは何ですか?

説明では、今は頑張って
将来をよくしようというのが「保守」、
今今ある分を分配して、
明日の事は明日考えるのが
「革新」という事らしい。
以前から「保守」って言い方に
違和感を感じていたんだよねぇ。
「保」存して「守」るって、
旧態維持(懐古主義)を意味してないか?
良くいって「温故知新」って意味だべ?と。
古いモノでも未来に対して
良いモノであるならやぶさかではないけど、
何でもかんでも古いモノが良い
というのは違わねぇか?
と思っているし、
古い伝統が廃れたり消えたりすることは、
それが現在や未来の需要を
満たしてないからじゃね?
と思っているので、だから自分は保守です。
とは言いたくなかったのだけど、
和田氏のいう意味なら、堂々と名のれますw
早い話、保守って資本主義で、
革新って社会・共産主義って意味だよね?
(社会主義と共産主義は
 違うモノだという意見はあるようだけど)

Q2 Q3 Q4 Q6 Q7 Q10 Q37 憲法

憲法が大事ってのは、
そりゃそのとおりだと思う。
でも憲法があなたの危急存亡にかかわる
大事に何もしてくれない事態が
発生したらどする?
ちょうど後藤健二さんがISISに捕まって、
身代金を出さないと殺しちゃうよ。
と言ってきた事件が有ったよね。
憲法には、
人質になったら金払って取り返せ。
とも、力ずくで取り返せ。とも書いてない。
日本国としては、
2項の外国との約束や国際ルールを
ちゃんと守ろう。
にのっとって抗議はしたが、
見殺しを選択したよね。
憲法はその拘束力を持って、
自らを破綻させている。
という見方もできるということじゃね?
北朝鮮に拉致されてる人たちの返還も、
憲法は保証してくれてない。
いや、憲法が個人の生命を
大事だと書いてるのは確かだけど、
実際それは相手国という
日本の憲法に拘束されない存在によって、
死文化している。と言い切ってもいい。
憲法9条がそのいい例だ。
外国にいる日本人を憲法9条が
守ってくれたことがあるのか?
是非、実例を教えて欲しい。
そのように臨機応変な対応をしないで、
70年余りも改定しなかったことを、
凄いとこの本には書いてあるし、
そういう人もいるけど、
人の作ったものがメンテもしないで
使い続けられると
本気で信じてるのだろうか?
アメリカは6回、イタリアは15回、
フランスは27回、ドイツに至っては58回の
憲法改定(メンテ)を行っている。
日本に日本国憲法を
GHQを通して押し付けたアメリカが、
あんな古い憲法、まだ改定してないの!?
とびっくりするくらいだ。
アメリカがしたかったのは
今後絶対日本がはむかってこれ無くしようと
いう意図が文字面から
がばがばにはみ出して見えてる。
いやいや平和・非武装は理想でしょ?
と思う人は、朝鮮戦争が始まった時、
アメリカが日本に何をさせたか、
決めさせたかを考えるといい。
いきなり戦争に協力させ、
武装するように決めさせたのは
アメリカなのだ。
平和・非武装精神は何処えやらだ。
憲法9条を後生大事にしたい人に言いたい。
「話あいで解決する」?
「実力行使には抵抗しない」?
「日本が侵略され消滅することが有っても、
未来の人が、9条を守った崇高な国が
有ったと賞賛してくれる」?
お願いだから、僕を巻き込まないで・・・。
ナチスがスイスを攻めなかったのは
憲法9条が有ったからだと思ってる?
チベットやウイグルは憲法9条が無いから、
中国に占領されたの?
防衛する武器も持っていなかったのに
中国に占領されたのはなぜ?
ウクライナのクリミア半島は
憲法9条が無いから、
ロシアに占領されたわけ?
と実例は歴史が語ってくれているのに、
実例を無視して理想論だけで
何かをなそうとするのって、
努力と根性でアメリカに勝てると思った
大日本帝国軍とそれを
たきつけたマスコミと、何処が違うの?
戦争はケンカじゃないし、
当然論争でもない。
戦争は、したくないモノから
始めるものじゃない。
「服従させたい」「奪いたい」
そういう欲求から戦争は起こる。
服従させたい欲求や奪いたい戦争は、
話し合っても解決できないから
発生する手段だ。
憲法はそれらの意思を
止める力を持たない。
憲法にそんな力が有るのなら、
日本人が北朝鮮に拉致されなかったし、
竹島を韓国に奪われることもなかったし、
後藤健司さんが殺されることも
なかったろう。
憲法は外からの力を防ぐ力にはならない。
だから、刃物を振り上げさせない、
銃を人に向る気持ちを萎えさせるだけの、
そうすることで被る自分の被害を
想像できるだけの、
見せる抑止力が必要なんですと思うですよ。
あと面白かったのが、
男女の平等を憲法に織り込むに至った理由。
GHQで働いていた
若干22歳の「アメリカ人」女性が、
憲法にねじ込んだらしいw
日本の憲法をGHQが作った
と言われる所以の一部を見る思いですなぁ。

Q5 共産党が9条に反対していたというのは本当ですか?

これは知らんかったなぁ。
で、何時から9条を死守する方向に
舵を切ったのだろう?
この本はそこのところを説明してくれない。
たぶん共産党内でも、
いつの間にか9条死守になっていたのだろう。

Q14 先の大戦で日本軍は沖縄を見捨てたのですか?

見捨てられたという事なら、
本当に見捨てられたのは、
硫黄島なんだろうなと。
それとて、本土決戦の戦力温存の為が目的で、
やむにやまれぬ理由があったわけで、
だからというか、非戦闘員である民間人は、
本土に返されている。
ただ、沖縄は本土そのものだし、
沖縄戦開始直前は、
制海権・制空権は
完全にアメリカの手中にあって、
船や航空機での沖縄市民の避難は
事実上不可能だったわけだ。
その代わりに、愛媛県松山市の
陸軍第24師団歩兵や
その他各地の人たちが沖縄防衛の為に戦い、
亡くなられたことを示す慰霊碑が、
あの沖縄での犠牲者を慰霊する碑、
「平和の礎」から離れた場所にあると
書かれている。
なぜ離れた場所に有るのか?
沖縄を攻撃するアメリカ艦隊に対して
かなりの数の航空機での
特攻もあったという。
沖縄が本土決戦の先陣になること必至な時、
沖縄県人ではない兵庫出身の
島田叡氏は
「誰かが、どうしても行かなならんとあれば、
言われた俺が断るわけにはいかんやないか。
俺は死にたくないから、
誰か代わりに行って死んでくれ、
とは言えん。」
と言って、沖縄に県知事として赴いている。
なぜその存在を誰も口にしないのか?
「沖縄は見捨てられた」を
強調したい人にはさぞかし
面白くない存在だからだろう。
それに戦艦大和も沖縄奪還の為に、
九州沖を南下中にアメリカ軍に発見され、
撃沈されている。
決して沖縄を
見捨てたわけではない事がわかる。
なぜアメリカが硫黄島陥落後、
直接日本の本丸東京を
本土決戦の場に選ばなかったのかは、
分からないけど、
やはり、占領後のインフラ温存が
狙いだったのだろうか?
沖縄は不幸であらねばならぬ。
という歪んだ思考が必要な人がいるらしい。
日本での米軍基地の75%が
沖縄に有るという話も
そういった人たちの作り上げた
欺瞞であることを、
我那覇真子氏の書いた本に書いてある。
実際には数字のトリックであり、
沖縄の米軍基地配置率は
全国の23%であるらしい。
それでも決して小さい数字では
ないのだろうけど、
地政学的には「最低でも県外」
と言ったあの鳩山氏でさへ、
「学べば学ぶほど
(沖縄基地の大切さが)わかって来た」
と述べている
(ってか、沖縄の基地を
マニフェストに入れようと思った時点で
政権取る前に学んどけよという話だが)。
沖縄は不幸であらねばならぬ。
を具現化するために行われた施策として
非常に腹立たしいのは、
普天間第二小学校の建設場所である。
わざわざ基地滑走路の鼻先に小学校を作り、
子供を人質にして、
基地は危険だと主張する。
これって、人としてどうなん?
沖縄の一人当たりの県民所得は
全国最低という話もあるが、
これも筋のカラクリがあって、
実際には他県と同じ精査をしたら、
沖縄の県民所得は全都道府県の
中間ぐらいになるという話もある。
差し詰め、今のマスコミだったら
島田叡氏が語ったとされる
「誰かが、どうしても行かなならんとあれば、
言われた俺が断るわけにはいかんやないか。
俺は死にたくないから、
誰か代わりに行って死んでくれ、とは言えん。」
という言葉は、報道されるとき、
切り張りされて
「俺は死にたくないから、
誰か代わりに行って死んでくれ」
という部分だけを掲載か報道するんだろうなぁ。

Q22 教育現場ではなぜ、
先の大戦で日本が悪い事をしたと教えるのですか?

連合国軍最高司令官総司令部(SCAP)は
日本で言うところのGHQの事なわけだけど、
早い話、教員をGHQが示すところの
自虐史観を受け入れない教師は追放。
という施策をしたという話。
市丸利之助氏って人が、
大戦末期、硫黄島で
「ルーズベルト二与フル書」
って手紙を書いて、
(アメリカ軍は戦死した日本兵の
死体を探って文書などを
収集するだろうとよんで)
それが無事にアメリカに
届けられたわけだが、
アメリカ政府はたぶん、
その文に相当のショックを
受けたんじゃないかと思われる。
この考え方が日本の標準なら、
日本に力を持たせたままだと
大変なことになる。
と逆に思ったんじゃなかろうか?
自虐史観、日本は悪い国。
を子供に教える教師が良い教師。
というのは、その流れを
未だに引きずっているというのは
分かる話だけど、
なぜ安保闘争世代が教師に成れたのか?
それは不思議。
で、検索していて笑ったのは、
アメリカの役人が
勝手に日本人は識字率が低いと予測して、
それはきっと漢字とカナを
併用するという複雑な文字を
使っているからだと結論づけ
「日本語のローマ字化計画」を画策してた話w
実態調査の為に約1万7千人の老若男女に
テストさせた結果、
文字の読み書きができない人は
わずか2.1%しかいなくて、
役人は、こんな結果じゃ困る!
って怒ったらしいw

Q23 日本は弱いから鎖国をしたのですか?

ずっとそう思っていたのだけど、
でもなぜイギリス等の強国は
アヘン戦争で清を負かしたように、
日本に強気で来なかったのだろうか?
とずっとそこがひかかってはいたんだよねぇ。
遠すぎるし、メリット薄いから?
とか思っていたわけだけど、
日本側は日本側で、
外国とのかかわりをビビったというのは
結局その通りのようだけど、
外国は外国で日本を勝手に
強国だと思っていたという結論は、面白い。
で、そうしてお互いに竦んでいる間に、
日本は200年も平和が続いちゃったので、
まさに平和ボケして、
アメリカのペリー来航で、
グダグダな対応になってしまい、
存亡の危機を招いたわけやね。

Q24 Q25 皇室

仁徳天皇のありがたいお話が
書いてあるのだけど、
その他の歴代天皇の美談って
何があるんだろう?
天孫降臨に起源を求めて、
神話の時代からとかいいだすと、
朝鮮半島の檀君神話も
是ということになってしまわない?
とは思うのであった。
皇室いらない。
とは思わないけど、
皇室は、今のスタイルが
一番いいんだろうなとも思う。
皇室は過去において
あんまりにも政治的に利用されすぎた。
と思うから。
…というのは、自虐史観視点なんだろうか?

Q30 年金

年金の株式運用で
5兆円の損失が出たというニュースを
最初に見たときは、
報道を信じてえらい事をしてくれたもんだ。
株の専門家ですら読み誤る株を
官僚が運営してたんじゃね?
って読んだ瞬間は勝手に思ってたんだけど、
冷静に考えて、
これ例によってマスコミの扇動じゃね?
裏があんじゃね?って思っていたら、
やっぱりでしたねぇ。
約140兆円もの運用資金の一部を
高下する事当たり前の株式投資で
短期的に5兆マイナス運用になっただけだし、
保険料収入だけで、
年金の支払いが間に合ったどころか、
2兆円の余りが出ているという。
これから人口は減り続けるので、
僕や僕の子供が貰える年金は、
額こそ減るのだろうけど、
増税以外で少子化に歯止めをかけるとか、
年金を今まで通りの額にするとか、
なんか妙案があったらぜひ聞きたい。

Q35 Q36 防衛費

年に一回しか実弾訓練ができないとか、
隊舎でのトイレットペーパーは、
隊員個人持ちとか、
ど〜考えたってダメでしょ?
防衛医大や自衛隊病院が
年度末に予算が尽きて、
お金のかかる手術や検査ができないとか、
あるまじき事態だと思うのだけど、
「自衛隊いらね」
って思っている方々には、
ど〜でもいい話なんだろうなぁ。
武器を持たなければ戦争にならない。
という方がいるけど、
戦争にならない事と
侵略されない事はイコールではない。
ということがなぜ分からないのだろうか。
先にも書いたけど、
チベットやウィグル、南モンゴルは、
中国と戦争しなかったけど、侵略され、
その地の民は漢民族から
激しい弾圧を受けて
凄惨な日々を送っているという現実を
なぜ見ないのか?
いや、男は殺され女は強姦されるままの
かの国の叫びを
なぜ見て見ぬふりができるのだろう?
日本も自国で防衛できなければ、
かの国の運命をたどることになると
なぜ想像できないのだろう?
中国が攻めて来るわけがない?
現にチベットやウィグル、
南モンゴルは中国に侵略されたのに?
南シナ海も中国に占拠されたのに?
インドと中国の国境では
いく度も国境紛争を起こしているのに?
なぜ現実を見ようとしないのだろう?
不思議でしょうがない。

他にも色々書きたいのだけど、
あんまりにも長くなるので
(もうすでに十分長い)、
止めときます(^^;
左向き、いわゆる革新とか
リベラルとかいわれてる人の中でも、
論理的にモノを考えよう、
ちゃんと意見を聞いてから
反論しようという人は、
言わなくてもこの本を読むのだろうけど、
迷っている方、中道を標榜する方は
ぜひ読んでいただきたい一冊。
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