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2020年03月12日21:48

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一枚脱いだ温かさ

 昨日の夜は仕事からアパートに帰ると、部屋は冷えていたので暖房をつけた。
 しかし、そのうちに部屋の中が温かく感じてきたので、暖房のスイッチをきった。
 それから寝るまでの間、暖房をつけることはなく、部屋の中は温かく感じ続けていた。

 翌朝、目を覚まし、布団から出たら、寒く感じた。
 どうやら、温かかったのは昨夜だけで、さすがに朝はまだ寒いと思った。
 それとも暖房の温かさが長い時間残っていたのかもしれない。
 なんにしろ、朝は寒いのでいつものように上には数枚のシャッツ、下にはタイツを履いて、仕事に行くのであった。

 そして、仕事をしていて体を動かしたからか体がいつもよりも温かく感じてきた。
 朝の仕事を終えて着替えようとしたら、上半身は暑いといいたくなるような温度を感じ、下半身は汗が出ているわけではないのだがまるで汗が出ているかのようにズボンと密着しているような感じがあった。
 このままこの姿でいたのでは暑さに負けてしまって、のぼせてしまうのではないかと思い、タイツだけを脱いて、ズボンをはいた。

 その後、昼を食べに外に出たのだが、ズボンの裾の間から入る、冷たい空気が気持ち良さを感じ、寒いと感じることはなかった。
 ただ、もしかしたら、夕方になったら寒く感じるかもと思い、昼の仕事を終えたらまたタイツをはこうと思ったが、昼の仕事の終わりが延びてしまい、タイツを履く暇がなく、夕方の現場に急いだ。
 歩いている時に寒さを感じるかなと思っていたが、実際はそれほど寒さを感じることはなかった。

 さらに、夕方の仕事が終わり、アパートに向かったのだが、暗くなっているのに寒いと感じることがなくタイツなしでも平気で、外を歩くことができた。
 タイツなしでも外を出歩けるようであれば、着ている服も一枚一枚脱いでいき、季節の温かさを意識して外を歩けるようになるのだなと思った。
 それは春の温かさの到来も教えてくれることでもあった。

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