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2020年03月10日14:02

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桜林美佐著「自衛官の心意気」読書感想

完全にタイトル買いw

帯に自衛官の隊列をバックに
若く見える女性の写真があって、
どっかのアイドルが取材したのかな?
と思ったら、著者だった(^^;
しかも僕と10歳と違わない御歳。

自衛隊への美辞麗句にあふれた
内容なのかと思ったら、
そういう話ではなかった。
いや、批判している内容というわけでもない。
むしろ、讃えているといえる内容。

自衛官の身に詰まされるような現状が
描かれております。
一部装備は身銭切ってとか、
トイレットペーパーは個人持ちとか、
幹部級の転勤費用は、
支給されるのは移動旅費のみで、
引っ越しにかかる費用は自分持ちとか、
どこのブラック企業だよ!?
って思うほど過酷な状況と知って、
それでも使命感のみで頑張る隊員たちとか、
何時の時代だよ!?って・・・

災害出動では、
トイレに行く回数を減らすために
昼は食べないとか、
湾岸戦争後に派遣された掃海艇は、
木造船でしたとか、

本当に心意気がなけりゃ、
絶対挫けるよなぁ、と。

こんな頑張っているのに、
自衛隊要らないって騒ぐ連中が
いるのかと思うと情けない。

自衛隊の華々しい活動を
期待して読み始めたのに、
苦境でも、それでも頑張る自衛隊という
涙無くしては読めない内容。

自衛隊とは違うけど、
日本に駐屯中の米軍に関して、
日本が支出しているのは、
兵隊の給与ではなく、
水道光熱費や日本人関係者の給与、
基地の地権者への借地料に充てられていて、
つまり、アメリカに吸われているわけではなく、
結局、日本国内に還元されているという事とか、
沖縄では、貧しい子供たちの施設で海兵隊員は
毎日、食事の提供をしているとか、
マスコミが絶対に
報道したくない内容も書いてあった。

この本を読まれる方は、
手元に、テッシュか、ハンカチか、タオルを
用意することを勧めます。
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