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2020年03月06日18:51

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「クライング・フィスト」韓国映画

漢字タイトルが
「泣拳」なのがかっこわるいなと。
漢字タイトルは
どうもビデオになったときに
付けたモノらしいが、
いらんことすんじゃねぇ!って気分。

特にボクシングもので感動したのは、
「チャンプ」って映画。
監督は絶対日本の漫画「がんばれ元気」
を読んだか、その話を聞いただろう!
と思ってしまう内容だといえば、
だいたい創造つくと思うけど、
子供の泣き演技で
涙を誘う卑怯な演出に
まんまと乗せられて
ぼろぼろ泣きながら見たさ。
今でもその子役の役名「TJ」って
頭に浮かぶだけで、目頭が熱くなるさ。

で、韓国の映画の方。

大ファンのチェ・ミンシクって俳優が
出てるから見てみる気になった
というのが正直なところ。
「シュリ」の頃から
この役者すごいかも?と思ってた。
「シュリ」で北の工作員役をしてたときの、
怒ってるシーンに、
思わず共感しちゃったぐらい。
その後彼の出演した映画で私が見たのは、
「オールド・ボーイ」「親切なクムジャさん」
「春がくれば」
まあ、どれもささくれた役ばっかなわけだが、
見てくれがみてくれだから致し方ない。
今回もささくれたおっさんの役だし。

普通、私の知ってるボクシング映画ってのは、
主人公は一人しかいないんだよね。
で、ほぼどれも確実に最後は主人公が勝つ。
「チャンプ」は主人公が負けるんだけど。
映画じゃないが「がんばれ元気」も
主人公が勝ったし。
そういえば「あしたのジョー」は
1も2も主人公勝ってないか?ちばさんすげぇ。

この映画には主人公は二人いる。
二人の人生がそれぞれ同時進行で描かれ、
しかも、二人はリングに立つまでは、
まったく接点を持たない。
ちらっと見かけることもないというのも
すごいし、二人ともに
感情移入できるようしてる演出も
すごいと思った。
いや、話の始め、役者に対して
先入観がなければ、
どっちにも共感できない始まり方なんだけど、
話が進んでいくうちに、
どんどん目が離せなくなるって作りは
ほんと、舌を巻く。

試合は新人戦。
方や、過去の栄光にすがる
元アジア大会の銀メダリスト。
方や、暴行事件で少年院に服役中の不良少年。
なんと、最後の試合。
チェ・ミンシクの申し出で、
シナリオなしで、本気のファイトだったらしい。

試合までの展開が
両方に好感を持ってしまうようにしてあるから、
試合はどっちを応援していいやら。
もうほんとどっちも負けるな!って感じ。

宣伝では、
「世界が泣いた」とか書いてあるんだけど、
泣き所がいっぱいあるわけじゃないとは思った。
でも、「過去と戦え 未来と戦え」
ってキャッチは、
もうそのものズバリだと思うし、
熱いと思ったし、
それこそがこの映画の良さだと思った。
戦いが終わった後の、
二人の笑顔が、かっこいいと思ったさ。

まあ、本来、あんな体格差があって、
重量制限に引っかからない
わけがないのだけどね。
それをさっぴぃても、
この映画はいい映画だと思う。
男性にはお勧め!
女性も、殴り合いが嫌いじゃなければ
お勧め。
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