90年代は良かった

北川景子、「HOWEVER」涙の熱演でGLAYに恩返し　CMで初の本格歌唱
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　別に、今の時代が悪いということじゃありません。
　ビジュアル系バンドが流行っていて、CDがダブルミリオンとか有り得た時代に、自分が中学とか高校生で小遣いと時間の大半を音楽を聴くのと本を読むのに使えたから。みんなが暇さえあればスマホいじってる今と違い、携帯どころかポケベルを持っている人がチラホラだったから、田舎の貧乏家庭だった私無縁だった。仕事と家事に追われている今は、そんな余裕がない。色々悩みはあったけど、自分が４０歳目前のおばさんになることなんか想像もしていなかったあの頃に戻りたいな〜と思う事もしばしば。
　青いケースの『REVEW』も実家にありますよ。あのアルバムに関する思い出話を１つ。
　高校を卒業してすぐに就職した私は、通勤用に中古車を買いました。スズキのワゴンR。付いていたオーディオがCDに対応していなくて、カセットテープしか聴けなかったんですね。だから持っているCDをテープにダビングして車では聴いていました。
　そんな時代に地元新潟を襲った７・１３水害。当時、上越の実家から柏崎に車で通勤していた私ですが、道路が至るところで寸断されて、会社から家にたどり着くまで普段は４０分くらいで着くところが、３時間以上かかってしまいました。車のオーディオはラジオも壊れたままだったので、何も情報を得ることが出来ず、家でテレビを見ている親から携帯で話を聞いたり、時々立っている交通整備のおじさんから、どの道を通ればいいか聞くくらいしか出来ませんでしたが、今まで経験したことのない大渋滞。そんな中でずっと車の中で聴いていたのがGLAYの『REVEW』でした。

　GLAYに救われた９０年代後半から２０００年代前半は良かったとか思いつつ、あの頃に比べたら今の方がいい事も。ガラケーじゃなくてスマホならそれだけで情報収集ができるし、自分はオーディオが壊れたままの中古車じゃなくて、新車を買えるようになったし。今の車はの中でiPhoneの充電ができるんです。災害時、携帯の充電が切れたらどうしようって不安だったから。