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2020年03月01日14:45

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「私は貝になりたい」映画感想

号泣してしまった。
豊松とその家族が最初に監房の面会室で会うシーンで、
耐え切れなかった。

僕のふがいなさが原因なのだけど、
家族と離れ離れにならないといけなくなったことがあって、
そのときのことが思い出されて、
ワーワー泣いてしまったよ。
もう絶対あんなことにはなりたくない。
(犯罪関係じゃないよ(^^;)

この「私は貝になりたい」は、
はじめTBSの前進だったTV局が
TVドラマとして製作したのが最初だったらしい。
しかもVTR放送の技術がなかった時代だから、
生本番劇。NG出しても
やり直しができない舞台みたいなもんだね。
それと、さすがTBSというか、
この当時から、このテレビ局、
問題を抱えてたみたい。
「私は貝になりたい」という遺言めいた言葉は、
別な作家の体験記で、使われていたものを、
無断で借用して裁判沙汰になまでなっている。
今は原作者の名前は、
勝訴したその人の名になっている。
しかも、実際には戦後、
二等兵で死刑が執行された例はないそうで、
そういった意味では、
必要以上に悲劇性を操作した
作品ということになると思う。つまり捏造。
正確には、死刑判決は二等兵にも出たのだけど、
その後に減刑されて死罪はなくなったらしい。
確かに東京裁判は不公平で
ゆがんだ裁判だったと思うけど、
この映画を見てそう感じるのは誤りである。
それに裁判が不当なものであっても、
日本の軍部が捕虜や占領下で実際にやった非道が
帳消しになるわけじゃないしね。
それもこれも、目を瞑って、
まったくのフィクションとして見るなら、
泣けるいい作品だと思う。

レビューを見ると、
中居君が主人公なんで、ってことが、
作品の評価を下げている原因に挙げている人が、
結構いるけど、先入観バリバリで、
本質を見てないところが悲しい。
彼、かなり頑張ってたよ。
いい演技していて逆に感心した。
いや正直見る前は、
中居なんかにちゃんとした演技ができるの?
って思ったよ。正直ね。
でも実際に映画を見ると、かなり頑張ってるよ。
仲間由紀恵も、
トリックやごくせんの演技を見てると、
だめだろう?シリアスは。
と思ってたんだけど、かなり頑張ってたし。
子役がまた上手い。ってか頑張ってた。
惜しむらくは、土佐ってあんな雪ないだろうってこと。
撮影が島根県だから、雪も深くなったんだろうけど、
でも設定は土佐なんだしさぁ・・・・って感じた。
製作に11億かかったわりにセットはしょぼかった。
あの費用は広告費がメイン? それとも中居草薙費?
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