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2020年02月10日15:06

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玉笑 苦笑い「東京蕎麦屋考」

蕎麦屋はお酒を飲むところ。昼の蕎麦だって、できるなら板わさでビールをぐびっと、お銚子でもりを啜りたい。

東京の蕎麦屋には、帳場の女将あるいは亭主が、客と店員に目配りする伝統的な老舗と亭主も女将も顔が見えず調理場を出ない店、この中間的な割烹タイプの店がある。

前者の代表格は、「神田まつや」と「並木藪そば」だろう。

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神田まつや

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並木藪そば

粋な蕎麦屋の代表格ですね。

並木藪そばは、お客がまばらだと中居さんから「旦那さん新聞読まれますか」と勧められる。お銚子を待つ間、さっと新聞を拡げる。
まつやは、昼から旦那衆がお酒とそば前(そば屋のアテ)を楽しんでいる。とくに、並木の目配りは国宝級でいいタイミングで注文を取る。

一方、亭主が調理場のパターンは、「そば前も、そば
も絶品」といわれる店が多い。両国の「ほそ川」が代表格。

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ほそ川

煮穴子や牡蛎のオイル漬けなど絶品。ただ、亭主の趣味だろうか、厚ぼったい無粋な皿が気になる。

最近では、ミシュランを取ったそば屋として有名な神宮前「玉笑(たまわらい)」がある。

ネット上では、東京一、いや日本一とかまびすしい。
ならばと予約の電話を入れるも一向にでない。しびれを切らして、冷たい雨のなか店を訪ねると・・

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渋谷の高層ビルのそば屋!?
もちろん行きません。

どうも、ビルに「半笑」をオープンしてから昼の営業は実質休業のようです(アナウンスは一切ありませんが・・)。

諦めきれず、予約なしで(電話に出ないためそもそも予約できない)夜店を訪問。

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一時間ほど待って入店。予約を取っていないため空席があり、ゆったりと座れました。

「南部関」(このお酒はうまい)をお燗でいただき、そば前に、「海老焼き」「焼き味噌」「だし巻き」「板わさ」「そばがき」をいただきました。

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ネット上では、絶賛されていたそば前ですが、だし巻きは、箸を入れると出汁が溢れるほどですが、出汁を閉じ込めようと油が多めです。そば味噌もこくを出すつもりか油を使っています。海老の味噌焼きも、どうということもありません。なんか、ごまかしの料理を食べさせられているようでした。
粗挽きそばは美味しい。

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あつもりそばは、何をしたいのかわかりません。

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更に、客の注文を忘れる。注文順にそばが来ないのは仕方がないが、そのフォローがなく店内で客ともめている!
酒器、皿も美的統一性がなく物まね的な感じがします。

ミシュランをとり、高層ビルに店を出したのはいいが、本店は夜しか開けず、サービスも低下しているとすれば・・・



そばは粋にいただきたい(^-^)/





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