mixiユーザー(id:24232)

2020年02月08日23:03

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バッファローふたたび

 いやBuffaloはずっと活躍してるんだけどね。
 元々オーディオメーカーだった「メルコ」がオーディオ斜陽に生き残りを賭けてコンピュータ業界に参入して「バッファ郎」というヒット商品を出した。PCとプリンタの間に挿入する「プリンタバッファ」で、搭載したメモリにデータを預かってPCを早々に「印字待ち」から解放する夢のツールだった。そりゃ売れるわ。当時プリンタの印字速度はすげー遅い上、その印字が物理的に終了するまでPCは全く使えなくなっていたのだから。
 当時のPCと言えばNECのPC-9801シリーズ、i8086の改良型V30の8-10MHz品が最高級品、OSはMS-DOSで「フル実装」して640KBという時代だ。プリントアウトの用が多い仕事をしている人にとっては印字待ち時間の削減は高価だった1台のPCの生産性をそれこそ何倍にもした事だろう。
 バッファ郎のヒットでメルコは大躍進したが、三菱電機に"melco.co.jp"のドメインを先取りされたのは単なる偶然だったのだろうか。しばらくは"melcoinc.co.jp"でやっていたがやがて株式会社バッファロー(buffalo.jp)に社名変更した。ちなみに現在melco.co.jpもmelco.jpも使われていないのでやはり嫌がらせだったのだろうと個人は勝手に思う。

 そのバッファローからこんな製品が出ていた。
https://www.buffalo.jp/product/detail/hd-gd4.0u3d.html
 いかにもバッファローらしい製品と言えよう。しかしちょっと後出し感はある(笑)。搭載キャッシュメモリはたったの1GB。SSHDのキャッシュだって8-16GB搭載されていた。Intelも最初は数MBだったが、近年Optaneメモリによるキャッシュは16,32GB、64GB品も出荷準備していたと聞くがOptaneメモリキャッシュあまり受けてないみたいだから稀少品になりそうだな。Optaneメモリ自体は高耐久SSDとしてサーヴァ用に期待されてるようだが。
 興味深いのはNANDフラッシュではなくDRAMを使っている点。常時通電を前提にして高速かつ長寿命なDRAMを選ぶあたりバッファ郎の経験が活きているという事か。そして筐体つき外付けHDDである事を利してHDD本体は普通の製品を使っている点もお見事ではある。しかし今時USB3外付けHDDは4TB品が1万円程度で買える。
https://kakaku.com/item/K0000777850/
実売価格で2万台半ばでキャッシュ1GBでは魅力あまりないなあ。録画ファイルは30分で最大3.5GBぐらいあるのだ。少なくともうちではあまり戦力になりそうもない。
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