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2020年02月03日18:49

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殺生過ぎるマスメディア

今日はイオンシネマ板橋で「リチャード・ジュエル」を観てきました。

監督:クリント・イーストウッド

配役(役名):ポール・ウォルター・ハウザー(リチャード・ジュエル)、サム・ロックウェル(ワトソン・ブライアント)、キャシー・ベイツ(ボビ・ジュエル)、ジョン・ハム(トム・ショウ)、オリビア・ワイルド(キャシー・スクラッグス)他。

1986年にジョージア州アトランタでのオリンピック開催中、イベントコンサート会場で起こった爆弾テロ事件の容疑者にされた男が無罪を勝ち取るまでの過程を描いた物語です。

法務執行官だったリチャード・ジュエルは上院議員で弁護士のワトソンのいる職場で働いていた関係で、ワトソンと親しくなります。
その後、リチャードは警官になることを目指して法律の勉強をしながら、警備員として働いていましたが、職務を超える行き過ぎた行為で、勤めていた大学の警備員をクビになり、イベントの計便となります。

記念公園でのコンサート会場で警備に当たっていたリチャードは酔っぱらっている若者たちを追い出しますが、ベンチの下に置かれていたバッグを見つけ、その中に爆弾らしきものを発見します。
現場に駆けつけてきた警官がパイプ爆弾であることを確認し、リチャードは観客たちの避難誘導をするものの、爆弾が爆発し、大量の釘が飛散して死傷者が出ます。

リチャードは大勢の観客の命を救ったと称賛され、一躍時の人となったリチャードをTVキャスターは英雄として絶賛しますが、党のリチャードは職務を全うしただけと至って謙虚な態度で応じます。

しかし、FBIは彼を容疑者の一人としてリストアップし、リチャードが勤めていた大学の学長はリチャードを変わり者で不審な人間だと証言します。
捜査官のショウはアトランタ・ジャーナル紙の記者キャシーと恋人関係にあり、リチャードが疑われている情報をリークし、キャシーは記事にするのを躊躇う編集長を押し切って、新聞の一面記事にそのことを書き連ねます。

TVはリチャードを英雄から犯人扱いに掌を返し、それを見たリチャードはワトソンに弁護人を引き受けてもらい、ショウは相棒のジャネットとリチャードを訓練用ビデオの撮影と称して狡いやり方で自白をさせます。
ワトソンはリチャードを解放させ、今後の対応を指示した後、リチャードの自宅をFBIが家宅捜索を行います。

一方、火をつけたキャシーは現場を歩いて、リチャードが犯行を犯すには無理がある事に気付いて、ショウにリチャードは犯人ではないと断定するも、ショウは過去のテロ事件の教訓から他に共犯者がいるものと力説します。

記者会見でワトソンとリチャードの母ボビがリチャードの無実を訴え、キャシーは涙を浮かべてこの様子を眺めるのでした。

ショウはリチャードに尋問をしますが、リチャードは証拠の提示を求めて反撃し、後日に無実を勝ち取ります。
そして、ワトソンがリチャードの職場を訪れ、真犯人が見つかったことを告げるのでした。
その後、リチャードは44歳の若さで心臓疾患によって亡くなったとエンドロールに綴られ、本作は幕を閉じます。

無差別大量殺人を狙った卑怯な犯罪ではありますが、FBI操査官はとりあず怪しい者を押さえてしまえという何とも杜撰な捜査をしたものだなぁと感じました。
そして、新聞記者も特ダネ優先で、捜査官の愛人から得た情報をそのまま流してしまい、英雄に祭り上げられた人物を一気に奈落の底に突き落とし、編集部は他社を出し抜いたとお祭り騒ぎで、冤罪だったときのことをまるで考えていない能天気な姿が描かれています。
メディアの偏った情報と思い込みによる報道は、洋の東西を問わずといったところでしょうか。
キャシー女史がと新聞社がその後どういう対応をとたのかが描かれていないのですが、その辺の説明も欲かったように思います。
そして、リチャードという人物が正義感に溢れ、とても良い人物だっただけに、もっと長生きして欲しかったと思いました。

公式サイトURL
http://wwws.warnerbros.co.jp/richard-jewelljp/index.html
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