2分の1成人式

　小学校に行った。2分の1成人式という行事があったからだ。どこの小学校でもやっているのか謎だが、別にあっても無くてもいいような行事に感じた。10年後の自分に対して手紙を書いたみたいだが、発表者は代表で女の子1人だった。何を基準にその子にしたのかわからないが、あまり向いていないと思った。内容はいいかもしれないが、棒読み姿、無感情無表情姿が凄く気にかかり心に入ってこなかった。その後の一人一人の発表の時、はきはきと大きな声で発表出来る子もたくさんいたし、先生もう少し考えろよと思った。その後でどういうお題かちょっとわからなかったが、将来の夢とか何を目標に生きていくかを順番に発表した。うちの子はすぐあきらめない事を目標に生きていくと発表した。短い発表だったがまともな事を言っていて成長を感じた。公務員になりたいと言った女の子は容姿体形がいかにも公務員だったし、地図を作る仕事をしたいと言った男の子は、それ以外の仕事は似合わない感じの子だった。発表の間しっとりとした音楽を流していたが、ちょっと違うような感じがした。総合的に見てあまり必要ない行事に思えた。10歳では大体の子の考えは漠然としているし、発表用に考えた内容も感じられたし、10歳はまだ考えなくてもいいと思う。考えたところで小学生ではまだそれに向かっていけないだろうし。晴山ショウジみたいな子がいない小学校もどうかと思うし、今の時代の小学校はどうなんだろう。