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2020年01月30日10:10

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相撲は驕(おご)りをたしなめるために始まった

 下記は、2020.1.28 付の 産経新聞 浪速風 です。

                       記

 数字づくめの歴史的優勝だった。大相撲初場所で史上2度目の幕尻優勝した西前頭17枚目(幕内最下位=幕尻)の徳勝龍は33歳5カ月。日本出身力士では最年長初優勝である。1年前に引退した横綱稀勢の里と同い年という遅咲きで、奈良県出身力士としては98年ぶり2度目の優勝だ

 ▼奈良県(桜井市)には相撲発祥の地とされる相撲神社がある。この地で当(たぎ)麻(まの)蹶(け)速(はや)と野(の)見(みの)宿(すく)禰(ね)に日本初の相撲を取らせたのは11代垂仁天皇。日本に自分ほどの怪力はいないと豪語する蹶速に、出雲国から召し出した宿禰を当てた。宿禰は蹶速を一蹴し、天皇から領地をもらった。 

 ▼先々週の当欄で荒技を恥じない横綱白鵬を批判すると、大阪市東住吉区の女性からはがきをもらった。〈白鵬の相撲を見るのが嫌で終了15分くらい前にテレビを消します〉。徳勝龍の相撲には張り手もひじ打ちばりのかち上げもなかった。相撲は驕(おご)りをたしなめるために始まったことを知っておきたい。

 https://special.sankei.com/f/naniwa/article/20200128/0001.html
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