先週買った、このＣＤに、すっかりハマっている。
Ｖｃ：堤 剛
Ｐｆ：萩原 麻未
セルゲイ・ラフマニノフ(1873〜1943)作曲
チェロ・ソナタ ト短調Ｏｐ．19
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770〜1827)作曲
チェロ・ソナタ第４番ハ長調Ｏｐ．102-１
酒井健治(1977〜)作曲
レミニサンス／ポリモノフォニー
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685〜1750)作曲
無伴奏チェロ組曲第５番ハ短調ＢＷＶ1011よりサラバンド
一見するとロシア・ドイツ・日本の音楽が並ぶが、私自身ベートーヴェン・ラフマニノフと並んで
酒井さんの作品が演奏されるチェロのコンサートへ行った事があるので違和感はない。
実は、この曲目、相互に関連している。最初のラフマニノフはト短調、最後のバッハはハ短調
なので属調、バッハとベートーヴェンは同主調。では酒井さんの作品は、と聴いてみるときっと
？が頭上を踊る。種明かしは中盤。バッハのサラバンドが現れる。実は本曲、変奏曲で
ベートーヴェンのように冒頭でテーマの提示をやらず、曲の最後で実は、という感で出て来る。
ラフマニノフは有名なピアノ協奏曲第２番の隣のＯｐ．で下属調である事もあり似ている作品。
ベートーヴェンの４番は堤さん自身の生演奏を聴いた事がある。第１楽章の序奏が秀逸。
受ける萩原さんのピアノが美しい。
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