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2020年01月19日00:58

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ある日の大相撲観戦記

今日は、病明けということもあり、丸っと1日家で休息していたのだが、テレビ番組表みたら、1時からBSで大相撲中継をやっているではないか!1時いうと幕下の取組からである。
というわけで、1時ちょっとすぎたくらいから、結びまで、延々と大相撲中継を観てしまったのである。なんと至福の1日。
大相撲も通になると、幕下あたりが一番面白いというけど、確かに、毎日見続けていれば、下から這い上がってくる力士たちへの思い入れも強くなりそうだ。
幕下って、関取になるかならないかの瀬戸際で、まさに相撲人生の岐路という感じがする。
十両から落ちてきている力士、トントン拍子で幕下まで上がってきた力士(特に学生相撲で実績があれば幕下付出し)、また幕下までは順調に出世したもののそこから足踏みして10年くらいの力士など様々。
また物凄いロートル力士もいて、43歳の力士なんてのもいた。
彼らなんかは、もはや角界に残って相撲を取り続ける事が人生哲学なんだろうね。
もっとも三段目以下に48歳の力士なんてのも存在するようだが。
今話題なのが、元林という近畿大学出身の力士。序の口デビューから24連勝だったんだけど、今日は幕下で同じく全勝していて勝ち越しがかかる琴太豪との取組で、負けてしまい連勝ストップとなる。
まー残念だが、奇しくも幕下上位から解説が佐渡ヶ嶽親方だったため、弟子の勝ち越しを目の前でみて本当に嬉しそうだった。
なお、昨日、近畿大学相撲部の伊東監督がまだ50代の若さで急逝してしまったそうで、今日の近大出身力士の気迫ったらどの力士もすさまじいものがあった。きっと恩師への餞だったんだろう。合掌。

さてさて幕下から中継をみていると、十両力士が凄く貫禄あるようにみえるから不思議である。
たまに、3時くらいから十両の取組を見始めることがあるが、その時は、「幕内の前座」という感じがしてしまうが、今日はむしろ逆。
だいたい2時20分くらいに十両の土俵入りとなるのであるが、「おお、真打登場だな!」とどの力士も頼もしく見えてしまう。
まあ十両の取組も、幕内陥落組と幕下から上がってきた関取衆に分かれるような感じが面白い。「あ、この力士は十両でまだ頑張ってんだ・・」てのもあり、うん、やっぱり幕内の二軍という印象になってしまう。
今、面白いのが照ノ富士。大関陥落してから、膝の手術などもあってあれよあれよと序二段まで落ちてしまった。
僕は「てるるん」こと照ノ富士は、もうこのまま引退かなーと思っていたんだが、これが今、十両まで戻ってきていて、十両では破竹の7連勝。ここら辺になると、さすがは腐っても元大関、元幕内優勝力士。もう話にならないくらいの強さで、ここからの幕内カムバックを考えると今から興奮してしまう。
それから、そんなに騒がれていないものの、豊昇龍という力士があの朝青龍の甥である。これもまた、DNAなのか、強い強い。おじさんの強さを思い出させるような強さ。
それから、確か先々場所に新関取となった琴の若は、佐渡ヶ嶽親方(先代琴の若)のご子息である。先代、先々代と3代にわたっての力士家系で、こちらもやはり蛙の子は蛙である。まあどうでもいいけどあの乳房は何とかしたほうがいいが・・(なお昨今の力士の体型にはちょっと苦言を呈したい。いずれそのテーマで書いてみる)
あと気になるのが貴源治。双子の兄の貴富士が、弟弟子への暴力事件で角界を追われてから、非常に元気なくみえる。あれはあれで、貴富士に全く否はないとはいわないが、廃業になるくらい酷いことなのだろうか?どうも疑問が残る。
角界の暴力根絶っていうのも、行き過ぎると弟子を甘やかすことになり、ひいては悔しさの中から這い上がってくるような強い力士が育つわけがないと思うのだが・・

ついでそのままの流れで、中入り。幕内力士の土俵入りをみる。
今場所は、白鵬、鶴竜の両横綱が早々と休場のため、横綱土俵入りはなしである。やはり横綱土俵入りがないと、今ひとつ大相撲、寂しいもんだ。
ただ、白鵬が不在だと、混戦が激しい場所となり非常に面白いのも事実。白鵬が安定すると取りこぼしのない横綱なので「あーまた白鵬の優勝パターンかよ・・」となり後半戦は見る気も失せちゃう。
ちなみに、白鵬は周囲から散々言われるが、どういう形であれ心技体において非常に優れた横綱であることは、皆もっとリスペクトすべきだと思う。
あれほどの大横綱が日本人でない(国籍取得したとかしないとかいう話ではなく)ということに面白くないのは僕も同じ。だが、それはそれ、少なくとも好角家であるならば、白鵬の言動、振舞いやら取り口が「横綱らしくない」などと、取るに足らないことであげつらうべきではない。なんたってこれだけ衰えても土俵際に追い込まれても勝つ技は、他の誰にも真似できない。
とまあ白鵬のことは置いておくとして、
今日は、小兵力士、照強が勝利して6勝1敗。照強はかつて12勝3敗という実績があるから、優勝も実は期待している。
驚いたのが、帰り入幕の徳勝龍も勝って6勝1敗。どうしちゃったの?いきなりって感じなのだが、彼も近畿大学出身で、故伊東監督への思いがあったからか、万全の相撲で琴恵光を瞬殺寄り切り。こんな徳勝龍関みたことありまてん。。
近代出身いえば、朝乃山もそうだが、こちらも北勝富士を物凄い勢いで寄り切り勝利。うーんなんというか。恐るべき大学時代の恩師。
あとは人気小兵力士の炎鵬は、隠岐の海に浴びせ倒され黒星先行になってしまった。炎鵬も幕内では散々研究されているので、幕内上位ではそろそろキツくなってきたかもなあ。三役にあがるためには、もう一工夫していかないと厳しいぞ。チャラチャラ、バラエティ番組にでて、田中みな実にデレデレするのは、まだ時期尚早だよ。
そのほかでいうと、高安はもう大関復帰はダメそうだが、カド番大関の豪栄道がちょいと心配。今日は、全勝の正代を維持で破ったが、もはや4敗しているからな。豪栄道は決して好きな力士ではないが、他の力士がボコボコ大関陥落していく中で、長く大関に留まっているという実力は評価しているので、頑張って欲しい。

まあ取りとめもなく大相撲日記になってしまったが、最近、場所が始まっても誰も相撲の話題をしないのが、寂しくて仕方ない。
SNSなどみると、皆やたら角界の批判ばかりして、マスコミの「角界潰し」キャンペーン報道を鵜呑みにしちまっているけど、そういうのみていると普段、別に大相撲観戦しているわけでもない連中ばかりなのを感じる。
批判したいんなら、大相撲の本割をしっかりみてからにしましょう。
それよりも、スー女などのコアなファンなどは、しっかりと大相撲をみているから、愛情に溢れているよ。そして彼女たち(彼たち)もまれに大相撲の批判することもあるが、その批判は実に的を射ているので、聞いていて納得できるものばかりだ。

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