〜ハンディキャップを持つ選手たちによるバスケットボールチームと人生迷走中なコーチの出会いと絆を描き、スペインのアカデミー賞といわれるゴヤ賞で作品賞など3冠に輝いたドラマ。バスケットボールのプロリーグでコーチを務めるマルコは、短気な性格が災いして問題を起こし、チームを解雇されてしまう。知的障害者のバスケットボールチーム「アミーゴス」を指導することになった彼は、選手たちの自由すぎる言動に困惑しながらも、彼らの純粋さや情熱、豊かなユーモアに触れて一念発起。全国大会でまさかの快進撃を見せる。「アミーゴス」のメンバーには、実際に障害を持つ600人の中からオーディションで選ばれた10人の俳優を起用〜<映画.comさんより>
観賞後、外に出たら、後に出てきた女性二人の会話が聞こえてきた。
「あれって、演技よね?実際、障害があるんじゃないわよね?」
「そうよね。上手かったもんね」
社会奉仕活動で知的障がい者チームにバスケットボールをを教えることになったマルコ。
思い通りにいかず困惑の日々。
まあ、よくあるパターンかなと、さほど心揺さぶられることなく、物語は進む。
ただ、ある場面での、一人のメンバーのこの台詞が妙に響いた。
「僕だって、僕みたいな子供は欲しくない。でも、コーチみたいな父親は欲しい」
障がいを持つ人たちを題材にする作品って、難しさは絶対あると思う。
非難されることを想定すると、邪険な扱いはできない。
かと言って、あまり気を遣うと、凡庸な作品で終わってしまう。
その点、この作品は、ストレートな勢いと、本音と、そしてハグで(笑)、一気に駆け抜けて行った。
メンバーたちのなんともピュアなことよ!
マルコは感化されてゆく。変わってゆく。
サブストーリーとして、マルコとマルコの別居中の妻(40才近く?)との関係が描かれているんですが、彼らが不仲となっている原因が考えさせられるものでした。
妻は子供が欲しい。でも、高齢出産だと、障害をもつ子が生まれる率が高い。
実はこれ、私も実生活で体験した事。。。ゆえに、響きました。
さあて、この流れはどうなる?
そして、クライマックスの全国大会
いきなり、不意打ちで、大感動場面がやってきてしまいました
ズルいよ〜、まさか、そう来るとは。
この場面だけでも、この作品を観る価値あります!!!
何かで読んだんですが、キャストの1人に「君たちはこの映画で有名になったね。また機会があったら、映画に出たい?」ってインタビューしたら「ううん。別の障がい者の子が選ばれて、その子に有名になってもらいたい」っていう答えだっとか。。。
ちょっと、泣きませんか?
試合終了場面がとにかく最高でした
3.5☆
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