ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770〜1827)作曲
交響曲第４番変ロ長調Ｏｐ．60
指揮：ゲルハルト・ボッセ(1922〜2012)
管弦楽：神戸市室内合奏団
2007年10月13日、神戸文化ホール中ホール、ライブ収録
今日は週末に始まる「ベートーヴェンの森」に合わせて本盤から。それにしても４番は演奏機会
が少ない。数えても４回しか生演奏を聴いた事がない。と言うのは３番「英雄」と５番「運命」
と云う名曲に挟まれてしまったからではないか。本曲をギリシャの乙女に喩えて讃えたのは
シューマンであったが、であるとしても「２人の北国の巨人の間に挟まれた」と前置きが付く。
ベートーヴェンは時折、序奏を付けているが、本曲も。変ロ短調と云う♭だらけの調。
主部は変ロ長調に転じて明るくなる。朝比奈千足さんは颯爽と評された。Allegro vivaceが指定
されており、快活な演奏。第２楽章はAdagioが指定された緩徐楽章。第３楽章はメヌエットと
なっているＣＤもあるが本盤は、その記載はない。何故なら実質的にスケルツォだから。
勢いよく終楽章Allegro ma non troppoへ。晩年の指揮とは思えない。つくづく生演奏が聴け
なかったのが残念。次の「ベートーヴェンの森」第１回は当ホールで行われる。
http://mixi.jp/view_schedule_entry.pl?id=95ddad23aad711177666137fb10fa8f1&owner_id=232213
折角なので、あの曲も。しかしＣＤも色々あって迷って
交響曲第５番「運命」ハ短調Ｏｐ．67
指揮：佐渡 裕
管弦楽：ベルリン・ドイツ交響楽団
昨秋、神戸新聞松方ホールで佐渡さんの指揮で「運命」を聴いた。
ジャジャジャジャーンで皆さんよくご存じでしょう。第１楽章は緊張、第２楽章は温かみのある
第４楽章は勝利、まさに苦悩を突き抜けて歓喜に至る曲です。
こんなお話しをされた。
本盤は６年前ベルリン・イエス・キリスト教会で収録された。私は何回も聴いている。しかし
何回聴いても新たな発見をする曲である。何故なら緻密な作品だから。
抑々、第１楽章は４分の２拍子なのだが冒頭は８分休符。
第２楽章ＡＳ−ｄｕｒの主和音がよく聞こえた。対はトランペットのファンファーレ。
終楽章はドミソが全ての楽器で奏される。凄いボリューム感。
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