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2019年12月31日09:44

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いや、待て。おかしい。

脊髄反射で「少子化になる訳だ!残業する方が評価されるなんて間違ってる!」等と反応するには少し、いやかなり疑問が残る。


■定時退勤宣言した31歳会社員

>半年に1度支給されるボーナス。残業をしている同僚には5〜10%ほどの加算があるが、自分にはない。月々の給料も残業代が支払われないため、新入社員のころとあまり変わらない額になっているという。

この時点で既に何かおかしい。

月々の給料が「残業代が支払われない」と「新入社員と変わらない額」という事は

  基本給が上がってない

という事ですけど、最初から評価されてない程度の人物だったのでは?

入社何年目か等の詳細は不明だが、仮に会社に問題があり、基本給も上げず残業代が無いと暮らすに困るような給与であれば、結婚に子作りまでするにあたって、そんな会社はさっさと転職すべき。

また、元々残業代を当てにした月額給料だったなら、『定時退勤』を宣言した時点で収入がどうなるかなんて簡単に想像できるでしょ。

ボーナスにしても他の残業している人が5%〜10%加算とは言うものの、基本給の上昇の無さや、生活に苦しい給与状況から、ボーナスもそんなに高い会社じゃないと思う。仮に半年で30万だったとすると、5%で1万5千円,10%で3万円。そんなにどうこう言う程の開きを感じないが。

ボーナスが60万と仮定しても3万と6万。大きいと言えば大きいが、60万も貰っていれば、目くじら立てる程の額ではないと思う。

「職場はチームで動くことが多く、仕事を切り上げて帰る。仕事仲間に負担を掛けているのでは」と言ってる以上、その仕事は定時までに終わっておらず、間違いなくしわ寄せは職場の同僚に行ってるし、「たまに残業はする」とは言ってない以上、本当に定時退勤を徹底しているのだろう。

なら仕事はきちんと最後まで出来ていないのだから評価されないのは当然だし、そもそも残業代に頼ってたんなら、残業してない分が貰えないのも

  当たり前

じゃないですかね?

あと「仕事以外の時間でも、一人で過ごせる時間はほとんどない。資格試験の勉強や読書もしたいが、ままならない」とも言ってますけど、育児は楽しいんだよね?定時退勤もしてるんだよね?その上で一人の時間も欲しいってあれもこれも過ぎじゃないかと。


■仕事の制限は「宿命」 38歳会社員男性

宿命:前世から定まっている運命。避けることも変えることもできない運命的なもの。

自分の立場について「宿命ですね」と言う彼。
いや、如何様にも変えられると思いますが。というか避けるも何も、自分で猛進した結果であって、”そこに” そうなるように突き進んでいったのが貴方に思うけども。

「やりがいのある仕事もばりばりこなしながら、育児や家事にも関わっていくなんて、どうすればできるんでしょうか。もし、やれるものならやってみてほしい」

うん、だから高望みしすぎなんじゃないですかね?『分相応』という言葉がありまして、人によって出来る人と出来ない人っていますから。あと出来る仕事と出来ない仕事というのもありますから。

記事を読んだ限りでは、仕事を如何に頑張ってきて、仕事が如何にやりがいがあって、仕事が如何に大切か、はよく伝わってくるが、「これから、何に生きがいを見つけよう」という言葉からも、育児は大してやりがいもなく妻が体を壊したから仕方なく、という感じもひしひしと伝わってくる。

社内で同僚たちと立ち話をすることも避ける程に徹底した効率重視?とやらをしておいて尚「目の前の仕事をただこなしているだけ」程度しか出来ないなら、やはり『分相応』にどれかを取捨選択するしかないですよ。


■タイトル詐欺

記事のタイトルがかなり大げさな割に記事内の出来事がパッとしない。

「追い詰められる「イクメン」たち 給与は新入社員並み、立ち話もNG…“宿命”の裏にある苦悩とは?」

追いつめられる「イクメン」たちも何も、それ程に追い詰められた感は感じないんですけど。給与が新入社員並みなのは育児してなくても同じだし、立ち話もNGって、誰かが咎めた訳でもない、自分で勝手にやってる事でしかも「必要」な行為でもないですけど。どうもツッコミどころも多いですし、そんなに自分の要望をあれもこれもと実現できる人って少ないと思いますよ。全体から見て。

「自分はできるし、やってます」と言う人は、おめでとう、素晴らしい人だ。なんか記事の人達は出来ないみたいだから、彼らにアドバイスでもどうぞ。

ところで田中准教授とやらは結論として「社会全体で働き方を変えていく必要がある」とまとめてるけど、結局のところ

  では、どういう風に変えていく必要があるのか

具体的な事は何一つ言ってない気がするんですけど。

1つ目の事例の人みたいに育児をしている人には、定時退勤させ、給与はしてない残業分も支払い、ボーナスも後始末している他の人と同様のアップをさせるべきと言いたいんでしょうか。まあそんなのしたら間違いなく他の社員から反発くらうだろうし、やっていけないんじゃないですかね?中小企業が。

2つ目の事例の人はどうやっても両立は無理でしょ。彼のやっている(というかやりたい)仕事自体が「子育ての一切を母親が負う」システムじゃないと出来そうもないし。


…で、この事例から働き方を変えるって、どう変えたらいいんですかね?


■追い詰められる「イクメン」たち 給与は新入社員並み、立ち話もNG…“宿命”の裏にある苦悩とは?
(AERA dot. - 12月30日 17:00)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=173&from=diary&id=5920956
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