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公式
https://m-kyonetsu.jp/index.html
12月14日、マイミクさんと、舞台挨拶付き上映を鑑賞。
チケットはオンライン発売と同時に完売、立ち見まで大入り満員。
観客は往年のファンらしき中高年男性が多かったが、若い人たちの姿も目立った。
私の隣は若い女性客、『全裸監督』効果を実感した。
12月14日夜の舞台挨拶(フル) ※ 撮影OK・拡散希望とアナウンスあり
12月15日朝の舞台挨拶(フル)
「ファンタスティック」「ゴージャス」「ナイス」の用法は、意外にもフェミニズム!
11月30日丸の内TOEIでの舞台挨拶(フル)では、全く違うテンション
https://youtu.be/Rx6cSlsn8oc
14日の舞台挨拶で、印象的だった話をいくつか紹介。
下ネタで人を笑わせ、結構いい話で締める話術の巧みさに、思わず唸った。
(15日の舞台挨拶にもあった「誰でもできるAV男優アルバイト紹介」の続き)
人気AV女優・タミエさん(83歳)は巣鴨で人気のデリヘル嬢。彼女を呼ぶと介護職のキヌエさん(77歳)も漏れなく付いてきて、ちょっと贅沢な遊び(笑)になる。
テクニシャンのタミエさんは予約待ち3ヶ月。高齢で体調が悪く、月のうち4日くらいしか稼働できないため。(笑)
このように、人は好き好き。 可能性はどこにでもある!
だから、「もはやこれまで」なんて思うことない。それは視野が狭くなってます。
AV業界を見てください。まさにパラレルワールド。素晴らしい世界が広がってます!
ですから皆さん、ぜひこれからもAV業界をお楽しみいただくようお願いいたします。
(「実は、重い病気で倒れ、余命宣告されたことがある」という話の中で)
医者に「もう長くありません」と言われ、病院のベッドで動くことができなかった私は
死について考え、エピクロスの「教説と手紙」という本を読んでおりました。
すると、そこに書いてあった言葉にハッと胸打たれたのであります。
「人間、誰1人として『自分が死んでいるところ』を見た者はいない。
『見たことがない』ものは、『この世に存在しない』のと同じである。
だから、自分の死を恐れる必要などない。
死に対する恐れは、想像力が生み出す妄想に過ぎないのだから。
私が存在する時に、死は存在せず、死が存在する時に、私はもはや存在しない。
死を恐れることは理屈に合わないのだ。
自分が生まれる以前のことを怖がる人はいないのに、なぜ死を思い悩むのか?」
「今を生きよ!」というエピクロスの言葉で、私は気づきました。
「そうだ、俺はまだ生きている!」と。
自分に今できることは何か、それをやろう、と思いました。
その後、幸いにも病を克服することができまして、現在に至っております。
(上映作品について)
1996年夏、北海道での撮影、約2週間の日々をドキュメントしております。
この作品の中では、ヒーロー的な世界、サクセスストーリーなどは全くない。
かっこいいシーンがない。 目を覆うばかりの、失敗の連続!
私はこの作品の中で号泣してますから。
お嬢さん、見てください。私や女優さんたちが、ある日突然、野っ原で馬跳びしたり。
オホーツクの海をバックに、何十人もの女の子たちが裸になって一列で歌うんです。
「おもちゃのチャチャチャ♪」と。 気でも狂ってんのか!!と。ね。
だから、映画館からお出かけになったら、頭がクラクラするかもしれません。
これがどういう作品かということは、これはもう、皆様にご判断をお任せしたい。
ただ、これだけは私の思いとして、皆様にひとつ、お訴えしていきたい。
我々、「自分を一番大切にしなきゃいけない時」というのは、「うまくいっている時」じゃありません。そんなのは人生のうちで、たったの1〜2%くらいです。
あとは困難に立ち向かって、どうしたらいいか…そういうのが人生の98%です。
そういう時、どうしたらいいか!?と考えた時に、皆さんはどうしますか?
二進も三進もいかなくなった時に。
ちょっと目を閉じて想像していただきましょう。
荒海の中で、皆さんが、ボートに1人。
丘か、灯台は、どこにあるんだろうと思って、必死(ひし)こいて助かろうと思って、
漕いでいる自分を考えてみてください。
もう力尽きちゃいますよ! どこが丘だか、どこが灯台だか、わかんないんだから。
そんな時に、トルストイだとか武者小路実篤だとかの言葉を目の前に出されたって
どうにもならないんですよ。「人間、いかに生くべきか」なんて。
この状況の中で、とにかく自分がどうやって命を永らえていくか、が問題ですね。
そういう時に唯一の方法があります!
それは何かっていうと、ちょっとこう、脇を見てもらいたい。
ね? この、ボートを一生懸命漕いでいる時に。
そうすると、この荒海の中で、パンツいっちょで、小さな板っ切れに捕まって、
必死こいて泳いでいるオヤジがいるんです。 これ、私です。
私のことを発見したら、皆さん、
「あっ、こんなオヤジが、パンツいっちょで、こんな板切れで頑張ってるんなら、
いや、俺もまだ頑張ろうかな?」
…こんなお気持ちになっていただける、かも!しれない。
どんな風にこの作品を見て、どう思っておられるか、私にはわかりません。
答えは皆さんが出してください。
ただ、私はそんな思いで、この作品を作ってみました。
【公式HPより 作品解説】
負債50億円からの再起を図り、1996年夏の北海道で、村西とおるが世界初・4時間超のDVD用Vシネマと、35本のヘアヌードビデオの撮影を同時敢行した当時のメイキング映像と、現在のコメントで構成されたドキュメンタリー。
度重なるアクシデント、苛烈さを極めていく終わりの見えない撮影現場、崩壊してゆく人間関係、そんなどん底の状況でも、なぜ彼は逃げなかったのか? 彼を奮い立たせたものは何なのか?死んでも譲れないスケベ心で、時代に屈服しなかった「人間・村西とおる」の本質に迫る、狂熱の日々を記録した作品。 2018年10月に中野ゼロホールで一度だけイベント上映され満員御礼となった本作を再編集した完全版。
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本編冒頭、まだ脚本も書き上げていない村西が、AV販売店の社長に熱烈な営業をかける様子に圧倒された。「必ず大儲けさせます!」「私がいて社長がいるんじゃない。社長がいて、私がいるんです! 社長が主役なんです!」まさに火の玉営業マン。
村西の異様な熱気に、社長はしっかり乗せられていた。
クランクイン直前、東京のモデル事務所から女の子たちが送り込まれてきた。
しかし、顔の上半分モザイクでも全員ブスだとはっきり分かる。村西は何食わぬ顔で
「これはお美しいお嬢様たち、よく来てくださいました」と出迎えたものの、
その直後に別室で東京へ電話、猛クレームを入れる。
「なんだあんなブスばっかり!全員、菅井きんじゃねーか!菅井きんが百人いたってしょうがないんだよ!客が見たいのは、百人の菅井きんより1人の宮沢りえっ!」
けだし名言である。村西は言葉の力を操る錬金術師だ。
監督の剣幕を聞いたキャスティング担当スタッフが拗ね、助監がなだめる。前途多難。
女の子たちはプロ意識に欠け、ルーズで文句が多い。手を焼くスタッフたち。
特に始末が悪い子らを村西は切る。厳しい態度だがプロとして筋は通っていた。
村西はスタッフにも厳しい。
「お前ら、なにダラダラしてるんだ! 着いたらすぐ俺んとこへ走って来い!
『監督、何しましょうか?』って自分の方から指示を仰ぐんだよ!
真面目に働いてるのはドキュメンタリー班のスタッフだけだろうが!」
確かに、女の子たちだけでなく、男性スタッフも不甲斐ない感じの人が多かった。
そんな中、女性スタッフ2名がきっちり黙々と仕事をこなす姿は印象的だった。
男優もポンコツだった。台本読み合わせで、監督にダメ出しされても対応できない。
目の前で村西が見本を演じた後、前と同じ調子で「お前ら…」と言いかけた彼を、
村西は「では、このセリフは後回しで」とバッサリ制止。鮮やかな見切りだった。
その様子を見かねた若手スタッフが「俺の方がちゃんと演技できます」と申し出、
役者交代となった。
落ち込むポンコツ男優をなだめる助監だが、彼も後にプライベートで問題を起こし
(本来は無関係な)村西が相手方に土下座謝罪した。
主演女優だけは綺麗だったが、彼女もプロ意識が低く、頻繁に問題を起こしていた。
無断で消えたり、監督の注意を無視して乗馬したあげく内股に青痣を作ったり。
セリフを全く覚えていないと監督に怒鳴られたら拗ねまくり、なだめるのに必死。
そのたび、撮影進行に遅れが出る。普通の人なら発狂しそうな崩壊現場だ。
だが、村西は何があってもブルドーザーのように撮影を続ける。猪突猛進。
これぞリアル『カメ止め』だな、と感じた。
映研出身の端くれとして「うわぁ…目も当てられない…」と何度思ったことか。
ロケ隊は札幌を振り出しに、北側の海岸をなぞるように東へと向かっていた。
途中、印象的だったシーンは3つ。
1つ目。牧草地のロケハン。
もちろん、彼らは「許可どり」などしない。気に入った場所で足を止め、撮影する。
たいていの場合、女の子たちをゾロゾロ連れ、行き当りばったりで指示していく。
だが、この時はなぜか、村西は僅かなスタッフだけで現場を下見した。
「なんで女の子たちを一緒に連れてこないんですか?」と無邪気に聞くスタッフ。
「お前、この牧草地を踏み荒らしたと所有者に知れたら、俺たちは殺されるよ。
酪農家は、夏に生える一番草、二番草を、それはそれは大事に育てているんだ」
この一言に、村西の人柄が光っていた。
他人の苦労や思いを、彼はとてもよく分かっている。
自分がしていることは悪いことだとも、よく承知している。
それでも、切羽詰まって背に腹変えられず、迷惑行為をやらざるを得ない。
だから、せめて被害ができるだけ少なく済むよう配慮して動く。
村西は心の中で手を合わせていた。
「自撮りのインスタ映え」に夢中で、農家が丹精した畑を平気で踏み荒す観光客らと
していることは同じだが、村西の行為はなぜか憎めなかった。
2つ目。カムイワッカ湯の滝での撮影。
今は落石のため一般開放されなくなった、カムイワッカの貴重な様子が見られる。
1996年当時は、親子連れが楽しむ夏のハイキングルートの1つだった。
https://gurutabi.gnavi.co.jp/a/a_1221/
村西組の撮影は、一般客を上流で足止めして敢行されていた。
スタンバイする女の子たちが見守る中、服のままズブズブッと滝壺に入っていき、
深さを確かめる村西。凄みがある。その後、裸の女の子たちを配置していると、
スタッフが足止めしきれなくなったのか、一般客がどんどん降りてきた。
裸の女の子を横目に見ながら通り過ぎる小学生くらいの男児。その母親も。
異常事態の中でも平然と撮影を続ける村西に「恥を捨て切った男」の覚悟を見た。
それにしても、「カムイワッカ=神の水」でAV撮影とは罰当たりな…。笑
3つ目。自動車事故のシーン。
狙っていたのは「斜面を下る車が女の子たちのギリギリ手前で停まる」シーンだった。
ぶっつけ本番だったのだろう、車が斜面を降りだした瞬間、素人目にも分かった。
「あっ、車がスリップしてる!逃げないと女の子は轢かれる!」
さほどスピードは出ていなかったが、案の定、車は女の子に当たった。響く悲鳴。
駆け寄ったスタッフは女の子を連れて病院へ向かった。村西は「撤収!」と叫んだ。
「幸い女の子は軽いケガ、数日後に撮影再開した」とのナレーションに仰天した。
本当に、何があっても The Show Must Go On!なんだなと驚嘆。
鬼気迫る監督ぶりだった。
女の子は綺麗じゃないし、歌は下手くそだし、やたら一列に並ばせるし、
こんなAV作品が売れたんかいな???とは思った。
だが、村西監督の生き様は文句なしに凄かった。
とんでもない見世物、まさに「ファンタスティック」な記録である。
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