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2019年12月22日14:17

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カトリーヌ・ドスコイ

一昨日、是枝裕和の新作、「真実」を観てきたのだけど、カトリーヌ・ドヌーブが・・・

ここ数年、彼女がドスコイ体型になってて、それはそれでいいんだけど、なんか美貌の悲劇というか、あの容貌のせいで、彼女の映画は役が限られてない?って思う。若い頃でも、田舎の美女が金持ちの玉の輿に乗るとか(シェルブールの雨傘)、パリの金持ち有閑マダム(昼顔)、プランテーションの女主人(インドチャイナ)、とか女王役とかばっかりよね?貧乏役が回ってこない。最近でアタシが観たのでは、Sage Femme(英題 Midwife、邦題 ルージュの手紙)もThe Brand New Testament(邦題 神様メール)も、奔放に生きて来て、死を迎えるビッチとか、金持ちの奥様で満たされなくって街で若い子を拾ってくる役とか。一時、スーザン・サランドンがウェイトレスばっかりやってて、「ウェイトレス女優」って言われてたけど、彼女の場合は、アメリカの労働者階級っぽさが出てるので、なんかわかる。カトリーヌ・ドヌーブだと、あの容貌、あの貫禄だとウェイトレスもできなければ、ナマポに頼る貧乏バァさんの役もできない、って感じ?なので最近はいっつも金持ちで性格の悪いオバアサンの役。で、「真実」。今回も期待に応える年取った大女優で大ビッチ。なんか、美貌の悲しさを感じちゃたわ。勿論、76であの皴のない顔は凄いと思うけどね。首もアタシよりたるんでないし。手も歳を感じさせない。それは凄い。

そういえば、年取ったオードリー・ヘップバーンとかエリザベス・テーラーも女王とか金持ちのマダムの役しかできなかったっけ?なんかそんな気が。ってことで、美貌って歳取ると損するのかしら?って思った。樹木希林とか歳取ってからもいっぱい役あったわよね?勿論、あの人は金持ちの役ができないし、若い時は奥様の役できなかったから、それはそれで、哀しいけど・・・

ちなみに、「真実」の予告編。なんで日本版は女の高いピッチの声でナレーションが入るの?フランス版・英語版が同じ(字幕があるかないかの違い)だけど、映画のシーンだけでナレーションないわよ?やめない?変な女の声でのナレーション?

日本版


英語版


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