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2019年10月20日19:43

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鴨台観音堂/とげぬき地蔵/雑司ヶ谷鬼子母神

12日に会津若松、14日に太田市と本庄市で日本の三大さざえ堂を参観したので、今日は巣鴨の鴨台観音堂という2013年に建立された鉄筋コンクリート造りのさざえ堂を参観してきた。

鴨台観音堂は仏教大学である大正大学の構内にあるが誰でも自由に参観できる。会津若松旧正宗寺円通三匝堂の協力も得て造られただけに外観は会津のものによく似ている塔型のさざえ堂である。内部は現代的な意匠だが、最上階のに祀られている観音像は平成の作にもかかわらず秀逸な造像だった。

さざえ堂は、三大さざえ堂の他に、古いものは弘前の蘭庭院、取手の長禅寺、東京の西新井大師に、新しいものはJRおおいたシティ屋上に鴨台観音堂の2年後に建立されたものがあるそうだ。このうち大分のものは鴨台よりさらに新しいだけでなく名前も夢かなうぶんぶん堂という軽薄なものなので行ってみたいとは思わないが、他の古い三つは行ってみたいと思う。西新井大師のものは内部は非公開だが、弘前蘭庭院のものは事前に申し込めばいつでも参拝可、取手のものは年1回の公開日のみ参拝可だそうだ。

鴨台観音堂を辞した後はせっかく巣鴨に来たのだからと。とげぬき地蔵を初めて拝観した。

昼食はとげぬき地蔵参拝の後地蔵通り商店街のそば店でロースかつ定食を食べた。ご飯の量が少々物足りなかったがかつはおいしかった。食後に別の店で飲んだ甘酒もおいしかった。

鴨台観音堂からとげぬき地蔵に至る間に、都電荒川線を横切った。新庚申塚駅の案内板を見て新庚申塚駅から7駅で鬼子母神前駅に行けることを知ったので、とげぬき地蔵参拝、昼食の後、荒川線に乗って雑司ヶ谷鬼子母神に行った。

雑司ヶ谷鬼子母神は、小学校低学年のころ私が仏教に興味を持ったので母が連れて行ってくれて以来、五十数年ぶりの参拝だった。境内の佇まい、雰囲気は遠い記憶と一致した。

五十数年前、境内の片隅に瓦の破片が落ちていた。平らな面を上に向けていたので母が足で裏返しにしてみると下に向いていたほうが表面で、見事な菊花の浮彫の瓦だった。捨ててあるわけではなく持ち帰ってはいけないものだったのかもしれないが、持ち帰ってしまった。五十数年前のことだから持効で許してもらえるだろう。写真ですすきみみずくと一緒に写っているのがその瓦。

すすきみみずくは雑司ヶ谷鬼子母神に古くから伝わる民芸品だが、五十数年前には生産者がいなくなり途絶えてしまっていた時だった。その後復活したと聞いたのでほしいと思っていたのだが、今日それを手にすることができた。
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