楽しみにしてました。
珍しく画像アップなど。
先週は台風で予定ぐちゃぐちゃで仕事終わりにやっと見に行けた。
秩父という山に囲まれた籠の中の鳥の中の少女と姉と男のお話。
いつも何度だって本当に何度だってあの3人クリエイターが送るエンターテイメントに心を揺さぶられてしまう。
マリーは良くトンデモ謎世界設定を唐突に定義するのですがそこの法則の理解は二の次でその状況を正としたときの化学変化を楽しむのが良いと思って居ます。
あと、マリーは何というかいい意味でどうしようもないオヤジギャグを作品に入れたがるのですがそこがオヤジには良い。
あとマリーは女性なのに基本下品、あなるなどという人物を世に想像する人物が
「緩股」ってフレーズ考えてないわけないきっと絶対マリー、最悪、嫌いじゃない!
前半30分見れば「オチはこう泣かせに行くからね」ってわかるのが良い。
あとは長井監督のいつもの見せ場でエモい演出をぶち込んで泣かせに来る。
あと何度も言うけどマリーは女性いじめるの大好きだと思ってて今回はおねーちゃんを真綿で苦しめるような責めを繰り返す「賞味期限が過ぎるまでエターナルお預け、その場に13年お座り」プレイが・・・。
マリーの悪癖をいつも通り邪険にせず長井監督が拾いながらもきちっと自分テイストを織り交ぜ救っていくというか・・・上手く書けないけど。
平和バスターズの作風にするといつもこうだよね、ノリノリで暴走したマリーの脚本を受けて演出との長井監督と絵の田中さんでマイルドにして火消しして良いものに仕上げるの。
ここら辺はもはや対人読みでの感動だけど
長井監督「はい、マリー、いい加減に拗らせるのやめてこの子たちに光をあげようねー」
ってシーンで泣きながらもにやりと笑ってた。
作画はもちろん安定して高質だけどやはり表情豊かで良いですのう。
こういうエモいキャラクター感のやり取りはいつだって心揺さぶらてて、作品を落としどころするロール(役割)は無駄がない。
作品はタイトル通り「空の青さを知る人よ」でした。
恋愛という強烈な化学変化を起こさせて燃え残った中に「其れよりも(またはそれと同価値の)大切なモノ」を見つけ出すお話は過去作合わせ全て同じ。
そして二番煎じにはせずどの作品も燃え残った後のものは綺麗でした。
映画が終わるとあいにくの雨で
「あー・・そらクソ青いわ」にはならないですが。
私も「空の青さを知る人」になっていれば・・・良いなぁ・・。
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