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2019年10月05日21:31

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映画「ヘルボーイ」

一昨日の18:40、MOVIX堺で鑑賞。
アメコミ原作の11年ぶりの再映画化。

「ヘルボーイ」Hellboy 
主演 デビッド・ハーバー ミラ・ジョボビッチ 
監督 ニール・マーシャル 

超常現象調査防衛局のエージェントとして、人間社会に蔓延る悪い魔物退治するヘルボーイは、人間に育てられた悪魔の子。
新たな敵として1500年ぶりに封印された魔女が今目覚めようとしていたのであった。


いつもならレイトショーの時間帯で鑑賞ですが、
今回の作品は客入りがガラガラなのもあり早めの鑑賞。

この作品を見たのも、以前にギレルモ・デル・トロ監督で2本が映画化されたのが、
面白くて好きだったのもあり鑑賞。

「ヘルボーイ」とは何ぞや?
人間に育てられた悪魔の子がヒーローとして魔物退治するお話。
分かりやすく例えると…

アメリカ版ドロロンえん魔くん

永井豪原作のアニメになったあの作品。
妖怪パトロールみたいな組織に所属して、
お供の妖怪とともに悪い妖怪を退治する。
と例えたらいいかも。
前作を見たときはそう捉えたのもあった。
キャラが、
ヘルボーイ=えん魔くん
リズ=雪子姫(能力が高熱と冷凍で対照的)
エイブ=カパエル(水の妖怪という点で)

個人的にそんなキャラ被りにも感じた。
モンスター大好きデルトロ監督独特の世界観も相まって面白かった。
これもたった2作で終わったのが残念だけど。

そして、11年ぶりの今回のリブート作品は果たしてどうだろうか?
私からしたら、ついこの間のような気がするのでやるのも早すぎる印象。


【注意】ここからネタバレあり
















以前のデルトロ監督ほどの期待よりも、
新たなアプローチによる違ったヘルボーイだったらいいかな?と思った方。
今回の監督が、ニール・マーシャル。
この監督もモンスター大好き監督。
過去の映画作品は全て見ている。
最初に見たのが「ドッグ・ソルジャー」で狼男軍団VS軍隊のホラーアクションだったり、「ディセント」では洞窟の中に潜む醜いモンスターが襲ってきたり、
B級感あふれるホラー要素のある作品が面白かったので、
「もしかしていけるかも?」と思った方。
今回の「ヘルボーイ」の大きな特徴が、


残酷シーン満載のスプラッターホラーアクション


だった。
首チョンパや臓物グチャグチャの人体破壊のオンパレードで、
人間(モンスターも)がゴミのように沢山惨殺されまくり。
多分、この手のグロ苦手な人にはおススメしづらい描写満載。
これも、ニール・マーシャルの過去作でもそうで、この監督はかなりグロ描写好き。

ビジュアル的にもかなりダークで良かったし、
モンスターも沢山出てきて楽しい。
この手の映画好きだから楽しめたが…

やっぱり、前のデルトロ版の方が断然好きだった。
今回のマーシャル版がもう一つなのは、
話運びや内容に問題ありかなと思う。
筋書きは、バラバラにされた魔女が復活するのをヘルボーイが阻止して戦う。
と分かりやすい話なんだが、
あれやこれやと、色んな物をぶち込み、話運びも間延びするわ、
新キャラ出ても「こいつはなんなんだ?」と思うほど、キャラ描写が見る側に伝わってない気がする。
作り手側が、好き放題にしてる感じで中盤はかなりまどろっこしい。

これもマーシャル監督の悪い部分が出たかなの印象。
それは過去作の「ドゥームズデイ」のように話や設定は面白いけど(好きな方だけど)
もうちょっと話運びをシンプルに出来ないものかと思った。
それが今回も素材は買いだけど、出来上がりもう一つな点では過去作以上だと思う。

それと前のヘルボーイに慣れてる私からして「コレジャナイ感」がしたのは、
ヘルボーイのお供が、
念動発火のリズでなく、エクトプラズムで霊を呼ぶ霊能力女と、
半魚人のエイブではなく、豹に変化する豹男と、
変わってる。
原作は未見なのでこの辺りはどうかわからないが、
今回のお供キャラが2人とも、どうも魅力が無いのが致命傷。

主演のヘルボーイ役がデビッド・ハーバー
この役者、「イコライザー」では悪徳刑事、「誘拐の掟」ではサイコな誘拐魔、「ブラックスキャンダル」ではジョニー・デップに脅される下っ端のギャングなどなど、
以前からこの感想日記で何度も触れるほど、端役なんだけど妙に印象に残った人。
それが今回はなんと主役!主演は初ではないか?
ヘルボーイの特徴といえば顔、とくに顎。
前任者のロン・パールマンもそうだったように、デビッド・ハーバーもその顎といい、顔つきでキャスティングされたのは間違いなし。
今回の彼が演じるヘルボーイに関したら合格点だと思う。
妙に人間臭いとこもあるのがいい。

今回は、人間ではない魔物な自分が何故に人間のために魔物と戦わないといけないんだ?
と自身の存在意義に苦悩するシーンがあるが、その問題も出しておきながら後半では忘れてる印象。
先に書いたように、話運びが下手なのもこういうところにもあると思う。

今回の敵である魔女ニムエ役がミラ・ジョボビッチ
ジョボビッチさん、今回は悪役である。スタイルの良さをいまだに維持してるのは凄いし、最強イメージがるだけに最強の魔女の風格はあります。
ただ、最後のラストバトル、正直やられ方がアッサリ過ぎ…
ヘルボーイともっとやり合って欲しかったよ。
監督さんも、こういうところをもっと描いて欲しかった。

ドロドログチャグチャのやりたい放題のグロ満載な本作。
そんな点では楽しめたけど、内容が色んな物を入れすぎてゴチャゴチャ。
エンドクレジット後は2度もオマケ映像あるけど、
それほど次も!と思うほど期待感はなかった。
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