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2019年10月01日22:41

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講談二人芝居「夫婦善哉」てん末記

やっと終わった、解放された
という感じである。
新百合ヶ丘の「麻生市民交流館やまゆり」
というトコロでやった
講談二人芝居「夫婦善哉」公演無事終わりました。
たくさんのお客さんにきていただき
ありがたい事でした。

公演は
ヴァイオリン演歌ミニライブ約20分。
そして
講談二人芝居「夫婦善哉」1時間弱
という形だった。

それにしても疲れた(笑)

ヴァイオリンが欲しいから出てもらえませんか
と4月に依頼されて、軽く引き受けた。
でもそれからは本当に大変だった。

台本を送ってもらったら
ヴァイオリンだけのBGM。
そして
やった事がない昭和の曲が並んでいた。
ムリです、と何曲かお断りしたり、
他の曲と替えてもらったりもした。

ヴァイオリン演歌のヴァイオリンは
ニギヤカしみたいなもので音はいい加減である。
そんなヴァイオリンでいいのですか、と聞いたら
それでイイ、むしろその方がイイとの事。
そしてヴァイオリンは
前奏なしで弾いてくれとの事。
普段そんな弾き方してないし、初めて弾く曲もある。
それを舞台に出てすぐに前奏なしで弾かねばならないのである。
その上2曲続けて弾くトコロもある。
そんなムズカしい事を、
初めての唄をやる時はだいたい失敗する演歌師がやるのである。
ちょっと躊躇したが、
挑戦してみる事にした。

お芝居の稽古にも付き合わねばならなかった。
お芝居がこんなに手間ひまかかるものとは思わなかった。
稽古しているうち、セリフがどんどん変わる。
ヴァイオリンはだいたい講談の語りのBGMで弾く形であった。
セリフが変ると
ヴァイオリンが舞台に出て行って弾くトコロでのタイミングが
ビミョーに合わなかったりする。
それではヴァイオリンの出るトコロを
別のセリフのトコロにずらそうとか
変ったりするのだ。

そして
本番1週間前の稽古の時、
ラストシーンで「東京ラプソディー」をみんなで唄って
盛り上がって終りにしようという話になった。
「東京ラプソディー」は
以前弾いた事はあったが、しばらく弾いてなかった。
こちらとしたら、ミスする可能性が高いのでお断りしたかったが、
確かにその形が盛り上がるなと思い、
やってみる事にした。
1週間必死に練習しました。
だが本番でみごとにコケました(笑)

やはり付け焼刃で練習したモノは
何かあった時、対処できないなと思った。
リハーサルでは何とかやれたのだが、
本番はやはりキンチョーするものだ。
最後の場面で、「浅草行進曲」を演奏していて
2人が階段の上で止まって
照明が消えたタイミングで「東京ラプソディー」を、と言われていて
暗転のタイミングに気を取られていた。
そして、
「東京ラプソディー」の前奏が、「二人は若い」の前奏と
最初のトコロが同じだと本番当日気がついた。
なぜなら
本番前に練習していた時、
なぜか「二人は若い」を演奏していたのだ。
「二人は若い」は時々老人ホームで唄っているので
指がかってにそちらの方に動いた様だ。
これはマズイな、気を付けねばと思ってはいたが。

そして本番。
照明の消えるタイミングがリハの時より遅く
どうしたのだろう、と気になった時に照明が消えた。
少しあせった。
すぐに浅草行進曲から東京ラプソディーの前奏に切り替えた。
が、前奏を始めたら「二人は若い」の前奏になってしまったのだ。
頭が真っ白になって、訳が分からなくなってメチャクチャ。
最後にみんな並んで挨拶した時、
「申し訳ありません」とお客さんに謝りました(笑)
それが13時からの1回目の公演だった。

2回目が17時から。
「東京ラプソディー」の前奏を、
唄の最初のトコロ「♪花咲き花散る宵も〜」でやります
と他の出演者に言って、これを必死に練習しました。
さて2回目。
まずヴァイオリン演歌のミニライブ。
舞台に出て行ったら、何だかやたら客席からプレッシャーを感じた。
舌が回らない。しゃべるとシドロモドロ。
これではいけないと後半は何とか立て直したが。
たぶん1回目公演のキンチョーと失敗で
ズイブン疲れていたのだろう。
2回目の夫婦善哉の中のヴァイオリン演奏は
特に大きなミスはなかったと思うし、最後の「東京ラプソディー」も
照明とのタイミングがちょっと合わなかったが
何とか弾けました。
しかし本当に疲れた。
打ち上げの時のビールが、それはそれはうまかった(笑)

でも貴重ないい経験になりました。
こんな経験、もう少し体力のある若い時に
やっておきたかった。
ラグビーのワールドカップを見ていると
選手のあの体力がうらやましい(笑)
それでも今は
10月9日秋の音楽会公演の準備でドタバタやってます。
もうひと踏ん張りします。

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