秋のG�汽轡蝓璽困�スタートします。
ここからクラシック三冠も牝馬三冠も、
最後の一冠をかけたレースが控えています。
実はすでにそれが混戦模様になる
要素があったりもしますが。
まずは一戦目、電撃の６ハロン戦ですね。
第53回 スプリンターズステークス (G��)
中山競馬場 芝1,200m 3歳以上 国際 定量
この夏の間に大きな事件が立て続けに起こりました。
日本の馬産を支えてきた二大種牡馬の相次ぐ訃報。
ディープインパクトの急逝も大きなニュースになりましたが、
私にとってはこちらも大きなニュースでした。
キングカメハメハの訃報。
サンデー系の後継種牡馬として、不動の地位を獲得した
ディープインパクトと、このサンデー系との相性の良さから、
相手として一番重要視されるミスプロ系種牡馬の、
中心的存在として活躍したキングカメハメハ。
その両雄がともに、この短期間でこの世を去ってしまった。
これは日本の馬産にとって手痛いニュースとなりました。
これから日本の馬産は混迷の道をたどるのか、
新興勢力となる種牡馬たちがどこから台頭してくるのか、
一つのターニングポイントになってくるのかもしれません。
さて、秋のG�汽轡蝓璽査能蕕琉貔錣箸い┐弌�
電撃の6ハロン戦 スプリンターズステークスです。
秋のG�汽轡蝓璽困虜能蕕琉貔錣箸いΔ海箸發い┐泙垢�、
これが秋の初戦となるのは、このレースが夏競馬の
一つの呼び物シリーズになったサマースプリントシリーズの
集大成のレースだからということもあります。
今回はこのスプリントシリーズで圧倒的なパフォーマンスを
見せた実力馬が登場します。
4枠8番 タワーオブロンドン
もともと実力は十分にあると信じている馬なのですけど、
なぜかG�気髪錣�ありません。正直言うと、マイラーだ
思われていた節があるのではないかと思います。
マイルでもそこそこ力は発揮しているのですが、
NHKマイルでは12着と大敗してしまったり、そこでこけて
しまったので、安田記念には進んでいかなかったり。
マイルを転戦していた３歳時は、力のありそうな一片鱗は
覗かせていながらも、抜きに出るような活躍はできませんでした。
４歳になってスプリントに転身しました。
そこからのこの馬の強さが本当に際立ってきたんです。
４歳になってはじめてわかった！
この馬はスプリンターだったんだ。ということなのでしょうね。
その強さをまざまざと見せつけたのが５月に行われた
京王杯SC(東京G�供┝�1,400m) 安田に出すのか考えたのだと思い
ますが、ここでスプリント路線に乗せると決断したのでしょうね。
まずは京王杯SCでのレコードタイムは圧倒的でした。
そして前走阪神で行われたセントウルS(阪神G�供�1,200m)では、
1分6秒7という驚異のレコードタイム。このレースで1分6秒台
というのは本当に破格のタイムで、これはスプリンターズSだと
ロードカナロアが出したレコードタイムになります。
この豪脚を炸裂させると、本当に脅威の存在になります。
血統を見ると、ディープインパクトやサンデーがいなくなっても、
まだサンデー系が色濃いのが日本の競走馬です。
そこに合わせるのにちょうどいいのは、やはりミスプロ系です。
ミスプロ系の血筋を拡大させていくことはこれから大事になります。
父がゴーンウェストを経由するミスプロ系であることも、
その点でこの馬の魅力の一つ。
母系がスタミナの強いミルリーフ系というところに
安定感を感じさせる馬でもあります。新たなスプリント王になるか。
1枠2番 ダノンスマッシュ
ミスプロ系にこだわるというわけではないのですが、
この系統で急上昇中の種牡馬というと、ご存知ロードカナロアです。
このロードカナロア産駒がこの先活躍してくれることは、
本当に安心材料になってくると思います。
スプリント路線ではタワーオブロンドンよりも早くから活躍
してきた馬です。高松宮記念(中京G�機┝�1,200m)では４着に
入った実績もあり、スプリントG�気任發修譴覆蠅良床舛�あります。
対抗勢力として一番有力だと感じているのは、やはりこの馬です。
正直言うと、タワーオブロンドンさえいなければ、勝ち鞍を含めた
スプリント重賞での実績が豊富なことを考慮すると、この馬が
断然の優勝候補筆頭という印象さえあります。
タワーオブロンドンとの差は勝ち時計での比較という点ですね。
時計でいうと１分７秒５は決して遅くはありません。
相手が破格すぎるだけなんです。
ただ時計だけで比較すると、勝負の展開によっては
どうとでも変わりますので、経験の差で埋め合わせると、
かなりの好敵手となりうることは間違いありません。
前述の通り父はロードカナロアです。
なぜかこのスプリント王の子たちはクラシック路線での活躍が
目立ちますが、このスプリント魂を引き継ぐ子たちがようやく
現れてきましたね。母系はダンズィグ系の流れになり、
印象としてはスピード×スピードという組み合わせです。
短距離に強いのもうなずけます。
4枠7番 モズスーパーフレア
この牝馬をどう考えるか悩みました。ものすごく爆発力を
秘めているのですが、非常に安定感がない。
勝つときはいつも1分7秒0とか1分7秒1とか好タイムを
叩き出すのですけど、負けるときの大敗ぶりが半端ない。
ものすごい気分屋という印象を持ちます。
気まぐれでやんちゃな女の子というイメージでしょうかね。
高松宮記念の15着というのが底という感じがします。それから
立て直してきての前走北九州記念(小倉G�供┝�1,200m)での4着は、
敗れはしたものの力を取り戻してきている感が十分に感じられました。
父のスペイツタウンは北米最大のG�汽譟璽好屮蝓璽澄璽坤�ップの
スプリント部門で優勝した経験のある馬。タワーオブロンドンと
同様にゴーンウェストを経由するミスプロ系です。
母系はダンズィグ系の流れを汲んでおり、
印象としてはスピード重視という血統でしょうか。
7枠13番 ミスターメロディ
春秋連覇を狙う一頭です。ただ春秋連覇というのが
意外と達成できないんですね。というよりも高松宮記念の
優勝馬がなかなかスプリンターズステークスでは勝てない
ことが多く、これも競馬場の特性の違いなのかなという
感じがします。それでは近年ではファインニードルが達成し、
その前ではロードカナロアによって達成しています。
つまりこのくらいの力量の持ち主でないと難しいという
一面はあるのかもしれません。ではこの馬はどうでしょう。
気になるのは前走のセントウルSでタワーオブロンドンに
つけられた1秒差ですね。1分7秒7というのも決して
遅すぎはしないのですけど、着差にして1秒差もついたものを
この間でどこまで修正してきているかがカギになります。
もともとこの1戦以外では大負けをすることの少ない
馬でした。負けても着差的には割とついていけている。
それが高松宮記念での悲願のG�祇�覇につながりました。
高松宮記念でダノンスマッシュより先着した力の持ち主
でもあるわけですから、期待はかかります。
父系は今やマイルから中距離系で大活躍している
ストームキャット系の流れを汲み、
この血統はジャイアンツコーズウェイに代表されるように
ものすごいスピード能力が魅力の血統です。
母系がデピュティミニスターなのでダート系での力強さを
かね合わせた血統といえます。果たして連覇の夢は。
8枠16番 ファンタジスト
ここでどうかというより、これからの馬という期待を
かけている馬ですね。3歳馬ですがスプリント路線に
転向してから、少しずつ真価を見せ始めている馬という
印象を受けます。前走セントウルSでは、なんとか2着に
こぎつけた馬でもありますし、タワーオブロンドンが
いなければ、あの馬群からの抜け出しは絶妙でした。
問題はタワーオブロンドンとの力の差ですね。
2着とは言え0.5秒差という着差をどこまで取り返すのか。
このレースに関していえば、そこがキーになります。
ただ、未来の主役になってほしいという期待値で見ると、
興味を引く一頭なんですね。
父がロードカナロア、母父がディープインパクトという
組み合わせです。なので、ロードカナロアの父である
キングカメハメハとディープインパクトとの
組み合わせでもありますから、思い入れもあります。
なんとかして存在感をアピールしてほしいですね。
こちらもこれからの馬という印象で期待はかかります。
5枠9番 ディアンドル 重賞未勝利という点で、
ファンタジストより少し評価を下げました。
しかし安定感という面と、当初よりスプリントを
目指してトレーニングをしてきた馬でもありますので、
魅力的な新興勢力の一角です。
タワーオブロンドンやダノンスマッシュに重賞初制覇を
阻まれて、今一つ名前が浮上してこない一頭に
2枠4番 リナーテ がいます。意外なことに2着とはいえ
京王杯SCではタワーオブロンドンの叩き出した
レコードタイムに0.1秒差に迫っていました。
ダノンスマッシュとも0.1秒差。この着差はその後の
トレーニング次第では十分に巻き返せる範囲ですね。
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