SWは今年末のEP9『スカイウォーカーの夜明け』で幕となりますが、2022年から新シリーズが決まっているのであんまり最後、って感じしない。
2022年からの新シリーズは、EP8『最後のジェダイ』の監督ライアン・ジョンソンがメインで作るという噂なので、期待薄。
EP7はイマイチ、EP8はダメだこりゃ、な出来だったのでEP9にもあんまり期待していないのですが、一縷の望みはやっと登場するレン騎士団です。(写真左)。
カイロ・レンがルークに背いたときに、レンと行動を共にしてジェダイ・アカデミーを滅ぼした謎多き黒ずくめの集団がレン騎士団です。おそらくレンと同じルークの弟子だった者達なのでフォースを使えると思うのですが、武装がライトセーバーじゃないところが禍々しい。カイロ・レンと合せて全部で七人なので、『七人の侍』へのオマージュなのは想像に難くありません。レン騎士団こけたら、このシリーズもこける。
ルーカスの手を離れたSW新シリーズの何が気に入らないのだろう、と長く考えたのですがそれはおそらくJ・J・エイブラムスもライアン・ジョンソンも政治や歴史、戦争、神話について知識が薄く、それが作品の底の浅さに出てしまっているのかな、と思い当たりました。
ルーカスが監督したEP1もEP2もエンターテイメント映画としては失敗してますが、どういう仕組みで世界が動くのかという根底の部分はしっかりしてるんです。パルパティーンが自作自演で独裁者に成り上がったり、共和制が続くと政治腐敗が進んで、独裁制に移行してまた共和制に戻る、その繰り返しとかね。
EP8『最後のジェダイ』の不評の煽りを受けて、スピンオフ映画の『ハン・ソロ』が赤字を出してしまい、今後しばらくSWのスピンオフはネット配信ドラマ・シリーズとして展開されるようです。(もっともSWの実写TVドラマは、ずっと以前から企画が進んでいたのですが)。
ただ『ハン・ソロ』の名誉のために言っておきますが、この映画は劣悪な作品ではありません。良く出来たマカロニ・ウェスタンのスペースオペラ版で、何度も観る価値があります。ただ、派手さと煌びやかさが足りなかったかなあ。
そのSWのTVドラマ・シリーズ第一弾が、『ザ・マンダロリアン』。(写真右)。
マンダロリアンって、SWファンなら聞いたことあると思うのですが、ボバ・フェットやジャンゴ・フェットが身に纏っている戦闘服が、伝説の傭兵部隊マンダロア兵団の物だとか、戦闘民族の惑星マンダロアの武装だと言われています。
この至る所に仕掛けがある戦闘服が真にカッコいいのですが、ただボバもジャンゴも戦闘服と装備を使っているだけで、本物のマンダロリアンではないという情報もあって、本編でマンダロリアンが何なのか正式にはちゃんと語られていません。
11月12日配信スタートの『ザ・マンダロリアン』のトレーラーが先日、ネットで公開されたのですが、これは期待できます!
時代はEP6『ジェダイの帰還』の五年後。主人公のマンダロリアンは、まだ本名も明かされていないのですが孤高のガンマンという風情ですね。背中のロンングライフルがSW『ホリデー・スペシャル』内のアニメでボバ・フェットが初登場したときに持っていた長物と同じ、と話題になっています。さらに彼の相棒、戦闘ドロイドIG-11は、EP5『帝国の逆襲』に出てた賞金稼ぎIG-88と同じ系統だったり。主人公が対峙しているのが『ローグ・ワン』で登場したデス・トルーパー部隊だったりと、かなりマニアを喜ばせます。
『ザ・マンダロリアン』に続いて、ユアン・マクレガーが再び演じるオビ=ワン・ケノービの、同じくネット配信ドラマも決定したようです。これはおそらく『ハン・ソロ』の直後の時代が舞台になって、オビ=ワンは50歳前後で『ハン・ソロ』に再登場したダース・モールと戦うのでは?と妄想してます。
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