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2019年09月22日20:44

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貴景勝の「大関陥落関脇V」を会心の相撲で阻んだ御嶽海。

■御嶽海が2度目のV 秋場所優勝決定戦で貴景勝を破る
(朝日新聞デジタル - 09月22日 18:05)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5798313
大相撲九月場所千秋楽、三敗の御嶽海、貴景勝の東西両関脇と前頭8枚目の隠岐の海に絞られた賜杯レースは、関脇御嶽海が優勝決定戦の末に2度目の幕内優勝を飾って終わりました。
まず、西関脇の貴景勝が前頭8枚目の隠岐の海との三敗同士の一番を低い当たりから左ハズで攻め、左に逃れる相手を起こしての押し出しに退け次の一番の結果待ち。その一番に臨んだ御嶽海は小結遠藤が左に巻き替えたのに乗じて電車道の寄り切りに仕留めて優勝決定戦に。豪栄道が栃ノ心を崩して寄り切りで制した結びの一番を挟んでの決定戦では御嶽海が前に出て、貴景勝の引きに乗じて両差しから寄り切りで退け、御嶽海は昨年の七月場所以来二度目の賜杯ゲットとなりました。
表彰式での優勝インタビューでは、前回の優勝と今回との違いについて、「(賜杯は)重かったです。去年の名古屋場所はまぐれで優勝できた。今回はしっかり目標(三役で初優勝の場所以外達成していなかった二桁白星)に向かってやってきたことが実って良かったです。」、そして、優勝の為には決定戦しかなかったことについては「いろんな人の顔が浮かんだ。朝起きてみんなが優勝の準備をしていたので、優勝するしかないという思いにさせられました」と、時に観客の笑いを誘いながらもこの人らしいユニークなコメントで答えていましたね。また、両横綱と大関高安が休場し上位陣が精彩を欠いた今場所の土俵については「貴景勝関とともに関脇で盛り上げていこうという気持ちでやっていました。」、そして、優勝を意識したのはいつからという質問には「優勝決定戦からです。」、目標(10勝)を上回る12勝を挙げたことには「やればできるんだなと思いました。」。そして、大関取りへの起点となる場所になった(現状、審判部がそう断言しているわけではないが、七月場所の9番と合わせて21勝となり、来場所12勝以上で大関昇進の目安となる33勝に達する)ことについては「そろそろ皆さんの期待に応えられるよう、十一月場所で決めたい。」と、謙虚さとユーモアを交えながらも強い決意を新たにしたコメントで答えていました。
確かに、来場所12番以上ならば大関昇進の声もかかろうという成績にはなりましたが、16場所連続での三役在位のうち二桁勝利が"あの"平成30年七月場所と今場所だけ。見事な勝ち方の一番がある一方、負ける時はあっさりと負けることも多く、大関昇進にはもう少し安定した土俵が求められるところでしょう。審判部もそこを重く視ているようで、療養中の阿武松審判部長(元関脇益荒雄。今日(9月22日)、高血圧などでの体調不良を理由に協会を退職する意向を表明)に代わって審判部長代行を務める協会理事の高島親方(元関脇高望山)は、次の十一月場所を「大関取りの場所」とは明言していませんね。今場所、目標としていた10番に乗せて"勝つ執念"を見せ出し、第52代横綱北の富士が「呆れた」と批判した昨日の大関豪栄道戦での右変化のような一番もありましたが、そこが審判部にどう評価されるか。今後の見解に注目となるでしょうね。
稽古場では強くない「場所相撲」と言われる一方、「見られると嫌。集中できない」とやるなら一人で、他の力士が昼寝する間に稽古場に下りて稽古し、大学(東洋大学)の頃の経験からジム通いをせずに独自のやり方を遠し、旺盛なサービス精神とユニークなコメントで人気を集める個性派力士ですが、関脇で2回の優勝を果たしたのが昭和32年三月場所の朝汐(後に第46代横綱朝潮)以来62年ぶりとのことで、歴史に残る記録を作ったものだと思います。いずれにせよ、次なる十一月場所に期待したいと思います。
その他。今場所の三賞は選考委員会による協議がやや難航した中で、殊勲賞には御嶽海と隠岐の海がそれぞれ優勝を条件に、対戦した一横綱二大関を下した西前頭2枚目朝乃山(2回目)が選ばれ、敢闘賞は隠岐の海(4回目)と新入幕で東前頭14枚目の剣翔(他に、優勝しなかった場合の御嶽海)が受賞、技能賞は該当者なしとなりました。御嶽海は「優勝の場合は殊勲賞、優勝を逸した場合は敢闘賞」となり、隠岐の海は優勝しなかったので殊勲賞は成らなかったことになりました。貴景勝は候補には上がったようですが「元大関」だからか、選考から漏れたようです。
また、優勝決定戦となっていた序二段は、東16枚目の元林(23歳、鳴戸部屋)が西98枚目の碧海浜(24歳、出羽海部屋)を寄り切りで下して先場所の序ノ口に続いての各段優勝。近畿大学から元大関琴欧洲の鳴戸部屋に入門、今年の五月場所で初土俵、先場所に続いての決定戦での優勝となりました。また、横綱白鵬の内弟子の一人で日本大学から幕下15枚目格付け出しで入門、幕内に上がった大喜鵬(東三段目89枚目)が引退したようです。
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