9月8日に始まった大相撲秋場所は、今日千秋楽になりました。
一昨年の秋場所初日、初めて国技館に行って観戦できましたので、
特に思い入れのある場所です。
普通ならば、相撲に関する日記を場所中1度は書くのですが、
今場所の期間中、出掛けていた事を書いていたので、機会がありませんでした。
今場所の期待は、栃木県出身の貴源治と十両の貴ノ富士の双子の兄弟力士でした。
しかし、場所が始まる直前、貴ノ富士の暴力事件が発覚し、
取りあえず休場になりました。
相撲協会の処分などは、これから決定されますが、
2度目なので、どのような結果になるか気になっています。
先場所負け越しましたが、何とか幕内に止まった貴源治でしたが、
やはり兄の不祥事が心理的に影響したのかも知れませんが、
足を怪我している事もあって、今場所も振るわず負け越してしまいました。
来場所十両からの出直しになると思います。
今場所で一番気になっていたのが、大関栃ノ心のカド番脱出でした。
しかし、体調が万全でなかったのでしょうか、
初日から負けが続き、結果的に昨日負けて大関陥落が決まってしまいました。
4日目の阿炎との一番、相撲には勝っていたのに、
手が髷に掛かっていたとの事で、反則負けになりました。
手に髷が当たってしまったような感じでしたが、
どうもツキがなかったような気がしました。
来場所、また大関復帰を目指す事になるでしょうか、頑張って欲しいです。
相撲ファンの注目が高かった貴景勝は、
12日目に10勝目を挙げて大関復帰を決めました。
これまで大関に復帰した力士の中では、最も早く決めたとの事です。
貴景勝を含め、御嶽海、隠岐の海の3人が3敗で並び、優勝争いも面白くなりました。
先に貴景勝と隠岐の海が対戦して貴景勝が勝ち、
遠藤を下した御嶽海との優勝決定戦になりました。
結果はご承知の通り、御嶽海が完璧に近い相撲で貴景勝を下し、
2回目の優勝を決めました。
本割で、御嶽海は貴景勝に何もできずに負けてしまいましたが、
その悔しさが元になったような気もしました。
今場所は、行司さんの受難が多かったように思いました。
何度か行司さんが土俵から落ちるシーンを見ました。
特に6日目、大関豪栄道対朝乃山戦を裁いていた木村玉次郎が
俵伝いに回り込もうとした際、俵に躓いて土俵下に頭から転落してしまいました。
土俵上ではしばらくの間、行司不在のまま両者の相撲が続きました。
すぐに、控えの式守伊之助が土俵に上がりかけましたが、
起き上がった玉次郎が軍配を朝乃山に上げて事なきを得ました。
しかし、額を打ち付けた玉次郎は出血していました。
このようなシーンを見たのは初めてでした。
この取り組みを実況放送していた、NHKの佐藤洋之アナウンサーは、
「あ、行司が消えた。」と言いました。
「転倒した」「つまずいた」ではなく「消えた」と咄嗟に表現したのは、
とても素晴らしいと思いました。
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