「うたが人から遊離し、うたの言葉は生活を表現しなくなった。ただ、リズムだけが流れ、そこに込められたメッセージを人々は受けようとしない。
一枚めくれば現実はかつてないほどに暗いのに、変に明るいのは何故か。
よくみれば逃げ出したいほどの怖い情況ではないのか。
でもそう感じないとしたら・・。
今炭鉱の坑道で酸素が少なくなると、一番初めに倒れ、危機を知らせたカナリア。
フォークソングはカナリアのうただったはずだ。
戦争の危機に警笛を鳴らたフォークシンガーたちは何処に行ってしまったのか,,
今君たちには、言いたいことは何もないのか、、
こんな時代だからこそ、フォークソングを歌いたい。悲しみに沈んでいる人に、
心からの応援歌を。闘いに疲れた人に、ホッとした笑いと希望のうたを。
そして、うたに勇気をもらった人たちと生きるために繋がっていくことを願いながら。」
笠木透
ログインしてコメントを確認・投稿する