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2019年09月16日23:43

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隠岐の海敗れ、賜杯レースの先頭が隠岐の海と明生とは……。

■元嘉風が引退会見 弟弟子の友風の号泣に「泣きすぎ」
(朝日新聞デジタル - 09月16日 17:50)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5790482
大相撲九月場所九日目、昨日の中日に全勝でストレートの勝ち越しを決めた前頭8枚目隠岐の海が前頭5枚目の竜電の引き落としに屈して今場所初黒星、一敗で追走する前頭10枚目の明生が前頭7枚目の琴奨菊を掬い投げに退け九日目で給金直し、賜杯レースの先頭をこの2人がリードする展開となりました。
昨日唯一中日全勝勝ち越しの隠岐の海は、立ち合い竜電に右かち上げから相手の引きを凌いで往なすも、捕まえきれずに足が滑って勝負あり。決まり手は竜電の引き落としで、痛恨の黒星となりました。一方の明生は、左の相四つの元大関で賜杯獲得も経験したベテラン琴奨菊との対戦。立ち合い、鋭い踏み込みから左を差し、相手得意のがぶり寄りで押し込まれながら、左に回って凌いでの左掬い投げで九日目にして勝ち越しを決めました。琴奨菊の代名詞と言えるがぶり寄りを受けながらも冷静さが目立ち、上位力士との対戦があった先場所の経験が生きた一番と言う印象がありました。
一敗の2人を追走する二敗グループに残ったのは御嶽海、貴景勝の両関脇と前頭2枚目朝乃山の3人の優勝経験者で、貴景勝は前頭4枚目の玉鷲を頭と頭でのぶつかり合いから中に入って押し出し、その貴景勝に敗れて二敗となった御嶽海は横綱鶴竜、大関豪栄道に勝って波に乗る前頭3枚目の友風関脇御嶽海(26=出羽海)が初顔合わせの友風の僅かな引きに乗じて前に出ての押し出し、朝乃山は小結阿炎の突っ張り、喉輪に仰け反り往なしに泳がされるも堪えて左差し、さらに土俵際で上手を振られながら両差しから寄り切りでそれぞれ7勝目を挙げました。
その他。大関豪栄道は前頭4枚目正代を押し出して6勝目で角番脱出まであと二番、3敗とし、かど番脱出まであと2番、同じく角番の大関栃ノ心はこのところ3連敗と苦手としている小結遠藤を立ち合い瞬時に右に開いての叩き込みに仕留めて4勝5敗としました。
さて、記事にもあるように元関脇嘉風の中村親方が引退会見を行いましたが、原因となった怪我は「6月に地元佐伯市で、地元をPRする目的で佐伯市が企画した、誘致された合宿の行程の中、あんまり言いたくはないのですが、土俵の上ではなくて、佐伯市内の渓谷でキャニオニングという渓流下り、市のPRの目的のもとで行っている最中に、右の膝をケガしてしまって、病院に運ばれました。腓骨神経麻痺と足首に麻痺が残ってしまって、装具をつけなければ歩行も難しいということで、非常に残念ですが、土俵に立つことが難しいと実感した。あきらめざるを得ない状況になりました」のだとか。つまり、イベントで起こった怪我が現役生活を断念せざるを得ない重傷となった訳でもあり、種々調査の結果によっては主催者との間で損害賠償云々の話になり兼ねない事態になるかもしれませんね。
「悔いはないか?」と言う質問には「悔いしかないですね。」、「どういう形でも相撲をやめる時は悔いが残るんだろうな、力及ばずして番付が下がってやめるにしても、悔いが残る。自分の場合はこういう形で終わりましたけど、相撲は人生そのものだったので、大変残念に思います」と、「土俵で散ることができなかった」ことの不本意さを窺わせたようなコメントを発していましたね。また、「印象に残る一番」について、新小結の場所(平成26年五月場所九日目)での稀勢の里戦で敗れた一番を挙げ、「めいっぱいの力を出し切って負けた。負けた時の声援が、負けて今までもらった声援の中で一番大きかった。体の芯から震えるような拍手をもらって、花道も堂々と引き揚げた思いがある。声援は9割9分、稀勢関へのものだったと思うんですが、ものすごくあの一番が印象に残っています」とのことで、「負けましたけど、すべて出しました。師匠が解説をしていたと思います。持っているものを全部だして通用しなかったんですけど、あの時の達成感、充実感は今までの勝ち星にも替えられないと思います。」と、いかにもこの人らしい答えを見せました。リハビリの傍らで後進の指導を行うと思われますが、今日のNHKテレビ中継のゲストだった安治川親方(元関脇安美錦)と並び、大相撲中継の解説で楽しませてくれることに期待したいと思います。
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