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2019年09月14日21:45

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ロイヤル・オペラ来日公演 オテロの初日 グレゴリー・クンデ恐るべし

ロイヤル・オペラ来日公演 オテロの初日

ヴェルディの中でもワーグナーの影響を受けてか
比較的渋めの作品だけあって、
その分、ロイヤル・オペラの
渋くズシリと手ごたえのある蒼い音色に良く合います。
先日のファウストのインパクトに及ばないにしろ、
全員の演技力、歌唱力、衣装、舞台装置、もちろん演奏も
全てが極めて高水準で秀逸な公演でした。


グレゴリー・クンデ扮するオテロは
2013年のフェニーチェ歌劇場来日公演以来です。
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1899534467&owner_id=436214

この時も良かった!と書いていますが、
今回も素晴らしかった。
時折モナコを連想する様な響き方に
聞えるのに驚いたりして、満足です。
この方、全然衰えていません!!!!

聴衆も音楽に引込まれていく空気感が読みとれました。
これがライブの醍醐味ですね。
柳の歌や終幕も余韻が消えるまで
たっぷり堪能できました。

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おとといの、東京文化会館に変わって
神奈川県民ホールでしたが、
音に潤いがなく、ではクリアで聞きやすいかと云えば
そうではなく、オーケストラのトゥッティの場では
ホールが耐え切れずに音が濁ってしまう感じで、
このホールの音の悪さにはいつも閉口してしまいます。
ロイヤル・オペラの音色が素晴らしいだけに悔しいです。
もっと良いホールで聴きたいと思いました。
でも、ファウストが文化会館だったので
良しとするしかないでしょう。

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今回のパッパーノ率いるロイヤル・オペラの
総合芸術としての完成度の高さは相当なレベルだと思います。
合計8回の公演を全て一人で指揮してしまう
そのエネルギーには全く驚愕以外の何物でもありません。
次回の来日公演が楽しみです。


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英国ロイヤル・オペラ「オテロ」9月14日(土)
神奈川県民ホール
3階 8列 38番 舞台は全て見渡せて良好。音は最低。


ジュゼッペ・ヴェルディ
「オテロ」 全4幕


指揮:アントニオ・パッパーノ
Conductor: Antonio Pappano

演出:キース・ウォーナー
Director: Keith Warner

装置:ボリス・クドリチカ
Set designer: Boris Kudlička

衣裳:カスパール・グラルナー
Costume designer: Kaspar Glarner

オテロ:グレゴリー・クンデ
Otello (General of the Venetian Forces): Gregory Kunde

ヤーゴ:ジェラルド・フィンリー
Iago (Otello's ensign): Gerald Finley

デズデモナ:フラチュヒ・バセンツ
Desdemona (Otello's wife): Hrachuhi Bassenz

カッシオ:フレデリック・アンタウン
Cassio (a captain): Frédéric Antoun

エミーリア:カイ・リューテル
Emilia (Iago's wife): Kai Rüütel




https://www.youtube.com/watch?v=5d2QBtpUM0k
https://www.youtube.com/watch?v=ORHlafEfx-M
https://www.youtube.com/watch?v=WO7VupOIXZo

https://www.youtube.com/watch?v=8dwOFSUcRYs
https://www.youtube.com/watch?v=Q6QxJteL5Eo
https://www.youtube.com/watch?v=lGZNGqfIdjM
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