ジャニーズとして、SMAPの活躍と功績を認めざるを得なかった"事情"があるのか。

祭壇上にＳＭＡＰ、嵐らジャニー氏育てたタレント名
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去る7月9日に亡くなったジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長（享年87）の「お別れ会」が東京ドームで執り行われた、ですか。横35m、高さ3.5m、奥行き9mの大きさで縦179cm×横137cmの遺影などが置かれた祭壇の上には嵐やSMAPなどこれまでジャニー喜多川社長が手がけてきたグループやタレントたちの名前が記され、天井近くには「Thank You＆Forever Johnny」と書かれたパネルも飾られていたとのことですが、対立と齟齬の中の解散となり、事務所を退所したメンバーへの圧力まで報じられたほどの騒ぎとなったSMAPの名前が祭壇に記されたとは正直意外でしたね。
会は、午前11時から開かれた「関係者の部」の冒頭、滝沢秀明のプロデュースによるという約10分間の映像が流され、東山紀之のナレーションとともに過去のライブや舞台の映像やジャニー喜多川社長の誕生日会の様子が映し出され、それに続いて55歳になった近藤真彦による「お別れのあいさつ」（実質的な弔辞）があり、「ジャニーさんの大好きな野球、球場です。東京ドームです。まさか自分のお別れ会をやるとは思ってなかったでしょうね。今日はたくさんの方々にお見送りしていただいてください」と呼びかけたとか。
その「誕生日会の様子」にSMAPのメンバー（特に、ジャニーズ事務所を退所した3人）が顔を出していたのかは定かではありませんが（他のジャニーズ事務所のタレントとは多少離れたポジションにいた感じはあった）、やはり、退所した3人への圧力で公取委に睨まれたこともあり、ジャニーズ事務所としてもSMAPの名を祭壇に記し、その活躍と功績を認めることを示さざるを得なかったと言う"諸般の事情"があったのでしょう。
その「退所した3人」の一人である草なぎ剛（45歳）は、大阪市内でその主演映画「台風家族」の舞台挨拶に出席、「お別れの会」を欠席しましたが、その挨拶の最後に「映画とは関係ないのですが、きょう東京でジャニーさんのお別れ会がありました。こうやってたくさんのお客さんの前に立てているのはジャニーさんのおかげです。それぞれに場所からジャニーさんの感謝の気持ちを忘れずに、ジャニーさんからはたくさんのことを学んだ。ジャニーさんの教えを胸に抱いて、エンターテインメントの世界を歩んでいきたいと思います。ジャニーさん…」と言葉を少し詰まらせ、目に涙を浮かべながら「本当に安らかに、お眠りください。ありがとうございました」と頭を下げて締めくくったとのことですが、"諸般の事情"でその公開の可否が取り沙汰されていた映画が漸く陽の目を見たことでもあり、その意味でも"感無量"の境地にあったのではと思います。
拗れに拗れた関係の修復となるまでにはまだ"茨の道"とは思いますが、圧力問題を引き摺ることのないレベルに戻すことはできるのか、注目となるでしょうね。