小さな句会だけど、初めてから、気がつけば十年がとうに過ぎていた。
その間にかかわっていた句誌の廃刊、夫の急逝、私の終の棲家への移動。
でも、まだ今は元気。
その句会で発表した句を少しずつ記していきたい。
ひらひらと蝶も身の上話する
車椅子キープしている現在地
そばすする箸が許している音だ
小さい手ですが優しさを盛り上げる
きっちりと割り切れ小さくなりました
らくだに乗って時計砂漠に置いてくる
箱庭を作る すこし幸せ見たいから
月中天足がもつれているタンゴ
ゆっくりと冬を抜け出す土踏まず
二歩三歩あるけた春はすぐそこだ
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