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2019年08月23日18:35

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軍事情報包括保護協定・・・

 韓国政府は、昨日、
 日本との軍事情報包括保護協定(GSOMIA)を破棄すると発表しました。
 軍事情報包括保護協定
 (General Security of Military Information Agreement, GSOMIA、ジーソミア)とは、
 同盟など親しい関係にある2国あるいは複数国間で
 秘密軍事情報を提供し合う際、第三国への漏洩を防ぐために結ぶ協定です。

 日本は、先ごろ、貿易管理上の優遇措置を受けられる「ホワイト国」のリストから
 韓国を除外すると発表したほか、
 重要な工業製品3品目についても韓国向け輸出の優遇措置を解除していますが、
 この時の日本側の説明は、
 韓国の輸出管理制度や運用に不十分な点があるとの事でした。
 輸出管理がキチンと出来なくて、約束を守らない国と、
 日本政府は韓国について述べておきながら、
 秘密軍事情報だけは共有したいと言うのは、虫の良い話のように感じていました。

 しかしながら、一方において、対北朝鮮問題をはじめ、
 緊迫感が増している、対中国、対ロシア情勢を考えると、
 東アジアの安全保障体制の維持を考えるアメリカが主導権を発揮して、
 協定の破棄を韓国に思いとどまらせるのではないかと思っていました。
 日本政府がどのような見通しだったのかは分かりませんが、
 継続を望んでいた事は間違いなさそうです。
 日本のマスコミは、破棄はないと踏んでいたような、慌てぶりのように感じています。
 今の日本の大手マスコミは、政府にべったりですから、
 政府の雰囲気もそのようなものだったのかも知れません。
 例えが良いかどうか分かりませんが、
 アメリカは、子分同士の諍いを納められなかった親分のような感じがしますので、
 今回の破棄で、真っ先に傷ついたのは、アメリカの威信のような気がしています。

 協定の破棄によって、どのような影響が出るのかは、僕には分かりません。
 少なくても国民生活には、余り大きな影響はないような気がします。
 最近、北朝鮮が相次いで、短距離ミサイルの発射実験を行っていますが、
 NHKのニュースで発射された事を報じる場合、
 「韓国軍の発表によると」と述べる事が多かったような気がしますので、
 韓国軍の情報の方が防衛省の情報よりは速かったように感じています。
 あるいは、防衛省は分析能力を知られるのを防ぐため、
 敢えて公表しなかったのかも知れませんが。

 今回の破棄によって、更に嫌韓ムードが強まる事が一番気掛かりです。
 僕は見ていませんでしたが、
 今朝のテレビ朝日の『羽鳥慎一モーニングショー』で、番組コメンテーターの玉川徹氏が、
 「テレビは、視聴率だから、
  韓国に対して「けしからん」と言ったほうが視聴率が取れるんだったら、
  そっち側の流れ、低きに流れる可能性があるんですよね。」と述べたとの事です。

 この点に関しては、久米宏さんも同様の指摘をしていて、
 8月17日放送の『久米宏 ラジオなんですけど』で、
 ワイドショーの日韓関係問題の取り上げ方について、
 反韓国的な意見を持つコメンテーターや識者ばかりが出演しているとして、
 「テレビが反韓国キャンペーンをやっているような匂いが、
  僕、少しだけするんです」と述べ、その上で、
 「世論をね、なだめるような仕事をするのが
  マスコミの仕事じゃないかと思うんですけど、
  どうもね、最近ね、必要以上に韓国を非難している」
 「もしかするとね、いま韓国を叩くとね、数字が上がるんじゃないかってね。」と
 述べています。

 韓国国内では、今回の破棄について、
 賛成・反対と世論が二分していると報じられています。
 上記のモーニングショーで、
 ノンフィクション作家の吉永みち子さんが、
 「二分しているということは、とてもある意味健全だと思います。
  やはり、全部一色になったときが一番怖いわけですよね。」と述べています。
 正にその通りだと思っています。


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