★核抑止論＝核戦略において巨大な破壊力を持つ核兵器を保有することが、対立する二国間関係において互いに核の使用がためらわれる状況を作り出し、結果として重大な核戦争が回避される、という考え方。
数年前、ＮＨＫ総合ＴＶで放映された「日本のこれから“核の時代”とどう向き合うか？」を再見した。
番組の内容は、北朝鮮の弾道ミサイルや核実験から核の脅威を前提として始まり、その脅威にどう対処するかというテーマから、いきなり核論議に行き、核を保有してもいいんじゃないか、なんていう意見があたりまえみたいのように出てきて、びっくり仰天した。それをいった人は普通の家族持ちのサラリーマンや自営業の人でした。
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の３択では、スタジオの人の４分の１くらいの人が��を選択しました。
「いそげ！核武装！」なんて書いていた人もいます。
またパキスタンのジャーナリストは、パキスタンが核を持ったから、インドとの紛争も終わって平和になったと核抑止論を展開しました。インドの人も同じ意見でした。
広島と長崎の被爆者の人は、議論の成り行きに原爆の経験がなにも生かされていないとなげきました。
また、核抑止論や核保有、核武装に抵抗感のない、どころか「やられたらやりかえせ」という意見の人まで出てきました。
核廃絶をするにはどうしたらいいか？という議論をするのではなかったのか？この番組は？（怒）
今の日本で、戦争を防ぐ方法として核抑止論こそ主流、そんな空気を持つ人が少なくないのは、とっても恐ろしいことです。
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