保釈中の犯人などの「逃走ブーム」に喝！

自治体との連携通達＝逃走事件、マニュアル整備も−最高検
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190806-00000145-jij-soci

はっきり言って今更感が強すぎますし、今年だけで何件こういう事件が起きたでしょうか。まるで逃走が流行しているかのようですね。
昨年も、愛媛県今治市の松山刑務所大井造船作業場から逃走した平尾龍磨、大阪府警富田林署から勾留中に逃走した樋田淳也と犯人の逃走を許す失態があったのに、その教訓が全く生かされていないではないかと思います。
そして今年だけでこれだけの逃走事件が起きており、中には凶器を持っての逃走もあり、一般市民も恐怖に慄く羽目になりましたよね。

小林誠（神奈川県愛川町）・・・実刑判決の確定後、刑務所に収容される前に刃物を振り回しながら逃走
藤木寿人（熊本市）・・・覚醒剤取締法違反容疑で家宅捜索しようとした警察官3人にけがを負わせて逃走
山本卓磨（栃木県）・・・詐欺容疑で保釈され、初公判に出廷すると約束しながら出廷せず逃走
前田寿樹（栃木県）・・・覚醒剤取締法違反容疑で保釈され、初公判に出廷すると約束しながら出廷せず逃走
阿部勝（住所不詳・暴力団組員）・・・覚醒剤取締法違反容疑で保釈され、保釈中に歌舞伎町で拳銃使用の殺人事件を起こし逃走

まだ他にもあったかもしれませんが、書いているうちに警察や検察や裁判所に対する呆れが強まりむかついてくるだけなので、この辺で止めにします。
特に保釈中の逃走が多発していて、法治国家である以上容疑者に対する保釈などは「逃亡や証拠隠滅の恐れがないこと」という条件付きで刑事訴訟法により認められた権利ではありますが、その条件を平気で守らない奴等の保釈を認めた結果がこれですよね。
どういう基準でこういう奴等を保釈したのでしょうか。そして保釈中でも移動の制限などがあるはずなのに、それをろくに見張ったり確認したりもせずに見過ごすなんて、きちんと仕事をしているのでしょうか。
あと、こういう事件を許してしまった全国の警察も検察も裁判所も、自分たちの失態を情けないとか市民に迷惑をかけて申し訳ないとかこれ以上繰り返してはいけないとは思っていないのでしょうか。そう思わなかったり、どうせ自分たちの地域じゃないという他人事のような気持ちでいるから、全国でこういう事件が多発しているのではないでしょうか。もっと気を引き締めて下さいよ。
お願いだから、こういう馬鹿げた「ブーム」はさっさと終わらせてもらいたいです。