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2019年08月04日18:11

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ちょっとバテ気味

図書館で予約しておいた宮部みゆきの「さよならの儀式」が入り、結構楽しみにして読み始めたのだが、これが実につまらなくて途中で読むのをあきらめてしまった。短編集なのだが、これは本当に宮部みゆきが書いたの?と疑ってしまうようなレベルだ。

代わりにというか、書店で新刊で買ってきた(最近ではそのこと自体が珍しい)百田尚樹の「今こそ、韓国に謝ろう そして、「さらば」と言おう」を読んでいる。これはまさにトレンドだと思うのだが、どうなのだろう。

僕は別にネトウヨである自覚はまったくないし、そんなレッテルも貼られたくはないのだが、やはり実感としてオールドメディアを支配するサヨク的な空気にはうんざりしている。

例えば話題の朝日新聞だが、この日曜日に老人ホームに入っている父親に会いに行って、部屋にある朝日新聞を見ると、一面、二面で特集しているのが「愛知トリエンナーレ2019」の「表現の不自由展・その後」の記事。ジャーナリストの津田大介氏を、まるで表現の自由を死守しようとするヒーロー扱いで持ち上げているのだが、文化庁から補助金をもらって、慰安婦像や天皇の写真を燃やす動画を展示することのどこが芸術なのか全然わからない。トランプ大統領ではないが、そんなに日本という国が嫌いならば、韓国人に帰化し、韓国を舞台にして大いに日本をディスる活動をすればいいと思う。

「親父は本当に朝日新聞じゃなきゃ嫌なのか?」と何度目かの質問をしてみたが、「朝日が一番読み応えがある」という相変わらずの答え。やっとわかったのだが、親父にとっての読み応えとは、要するに時の政権をどれだけ批判しているか、という一点なのだなということ。まあ、そういうことなら朝日新聞を読むのも意義があるのだろうとは思うが、今の朝日は政権じゃなくて、日本という国自体をディスりまくってるぜ、そこら辺はどうなのよ、とまでは突っこめなかった。選挙に行くのも億劫になってしまった老人だから、ま、いいかと。同じ認知症の母親の方が「あら、そうなの?」とよっぽど聞く耳を持ってはいたのには笑ってしまったが。

とりあえずオールドメディアにすっかり思想統制されてしまっているような団塊から上の世代が寿命で死に絶えるまでは日本もまともにはならないのかなどと不穏なことをちらっと思ってしまうが、それじゃあ自分たちの世代はって思うと、失われた20年世代(と自分で勝手に名付けた)も、それはそれでかなりヤバい世代なんじゃないかと思っている。

今週の映画は「来る」(監督:中島哲也/出演:岡田准一、黒木華、小松菜奈、松たか子、妻夫木聡)を観ました。「嫌われ松子の一生」「告白」「渇き。」の中島哲也監督が、「第22回日本ホラー大賞」で大賞に輝いた澤村伊智の小説「ぼぎわんが、来る」を映画化したホラー。

暑い夏の夜、ホラー映画でも見て涼もうかと思って鑑賞。「怖いけど、面白いから見てください」が、確かキャッチコピーだったと思うけど、たいして怖くはないが、なかなか面白い映画ではあった。特に松たか子が出てきて御祓いを始めるあたりから俄然面白くなるのは、松さん、さすがというか。でも、この間BSでやってた「レオン」を見て、リュック・ベッソン監督にも同じことを思ったんだけど、中島哲也監督も「嫌われ松子の一生」「告白」といった最高傑作を作ってしまうと、それを超える作品はもう作れないんじゃないかというプレッシャーはきついものがあるんだろうな。ま、余計なお世話だけどさ。

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