FE風花雪月（黒鷲編）

うーむ、今回の作品は良くできてます。
白夜暗夜の失敗をうまくケアしてる作品ですね。

２０時間くらい学園生活を楽しみ各国のキャラクターの個性を丁寧に浮き彫りにしながら第二部は３国の戦争編なわけですがわりとガチでキツイ。いい意味でも悪い意味でもキツイ。

仲良しクラブな感じで感情移入しているキャラたちをルートによって不可避な戦いになる、ごくまれに会話コマンドで寝返りが可能な奴もいるが、基本、自国の代表者に忠誠を誓っていてキャラもしっかり練り込まれ出来上がっているので「死ぬまで戦い続ける」
そして「顔キャラは強すぎて」主人公で悠長に話しかけてとかしてるとこっちが殺される。
挙句の果てに話しかけても「覚悟決まってるので」仲間にならない。

５年後に「名将」として立ちはだかり神風特攻してきたフォートレスの青年とか前は女っけ０だったけど５年後にはイイオンナになってる騎馬兵の娘も仲間にできず・・・別ルートで絶対使おう。
別ルートだと今気に入ってるあいつやこいつも立ちふさがるんだろうなぁと・・・。

・・・面白いが・・・つらみ。
戦術的にも心理的にもね。

上手くつくったなぁ今回。

して今回の作品は私の見立てだと５つくらい勢力があって各国でも３〜５くらいの派閥があって「情勢が複雑に絡みすぎよもや王道の正義がわかりにくい」作りになっている所が実に良い。
私は今帝国ルートを進めているのだけれど、もうわからないから「立ちふさがるものは全部ぶった切ってる」
で後味悪いけど面白いとは思って居る。
一応帝国の皇女そのものは「理想とする世界」が見えているし覇道なのだが主人公が彼女に味方しているので悪の道に堕ちてない感じが良い。

これ他ルート行くと悪堕ち絶対してそうなすれすれの正義がまた良い。

そして帝国ルートの娘は好みの重装仕様に育成したのだが「公式の推奨クラス運び」だった事実・・・・なんだってー！
力と守備の上りが抜群で・・・・これシーマ様タイプ？・・・って思ってたんだけど硬すぎる・・・ビジュアルが剣と魔法似合いすぎるのに・・・・。


タクティクスオウガとまではいかないけれどFEシリーズにしては珍しく邪龍や暗黒教団がとりあえずヤバい！みたいな運びになってない構図が面白い。
というか教皇の方がヤバい匂いぷんぷんしてるので暗黒教団と共闘してるし・・・。