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2019年07月31日01:41

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小さなエプロン

 夏場。
 熱くなると生であろうとそうでなかろうと、ゴミの臭さは強くなる。
 
 今、オイラはゴミ回収の仕事をしているのだが、夏になり暑くなり、その影響で問題が出てきた。
 ゴミの臭いがオイラの服につくようになったのである。
 オイラは気づかなかったが歩いていると、オイラと知れ違った人、同じ部屋にいる人がオイラから臭いにおいがすると言われるのであった。
 最初は、原因がわからなかったが、どうやらゴミの臭いが服についているからとわかった。

 ゴミは分別してゴミ倉庫に持って行かなければならいので、その分別作業の時、ゴミの入った袋の底にあるゴミを取るのに袋の中まで入らなければならないので、臭いがどうしてもついてしまうのである。
 どう解決するか。仕事の現場の責任者と解決策を考えるのであった。
 とりあえず、消臭スプレーを体に付ける、ゴミ袋の中のゴミはある程度の深さまでは取りゴミ庫の分別の箱に袋の中のゴミを開けから深い所にあったゴミの仕分けをする。
 そうしたおかげで、臭いはつかなくなった。

 でも、それらの方法は手間がかかるので、もっといい方法はないかと考えたら、エプロンを付けるという方法を見つけるのであった。
 エプロンを付けていれば臭いはエプロンに染み尽き、洗えばいい。
 そんないい方法を見つけたので、翌日からはゴミの仕分け作業をする時はエプロンを付けることにした。
 そのおかげで、臭いのことはもう言われなくなった。

 ところがである。
 支給されたエプロンは女性用で小さいものであった。
 そんなエプロンを付けているので、オイラの体の大きさとのバランスが悪く、どこかカッコ悪く見えるのであった。
 オイラは気にしないが、まわりが見た目も大事と言うことで、大きなエプロンを購入することが決まるのであった。
 大きな問題が解決したら些細な問題が出たのであった。

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