■参院選投票率48.8%=95年に次ぐ低水準−総務省【19参院選】
(時事通信社 - 07月22日 08:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=5715991
日本は先進国のなかでも選挙投票率が低い国といわれてきました。
昔、筑紫哲也さんもニュース23でこの話題を取り上げて「このような民度の低いサイテーな国にしている責任は魅力のない政治を
している日本の政治家にある。」
と話していましたが、
先日池上彰さんの番組で先進国35ヶ国の選挙投票率データを紹介していましたが、35ヶ国中、最低だったのはフランスで、日本は29位。
「フランスは民度の低いサイテーな国。魅力の無い國にしているフランスの政治家はサイテー」と言うのかと思ったら、池上彰さんは
「先進国で選挙投票率が低いというのは、必ずしも悪いことではない。特に豊かな先進国の若い世代は、現状に切実な不満や切迫感がなければ政治に関心なんて持たないでクルマとかファッションとか恋愛を優先する方が普通。投票率が低いと言うことは、「選挙に行かない自由」も保証された国だという視点も忘れるべきではありません。今回挙げた先進国35ヶ国で上位にランクインされている国は、選挙に行かないと行政サービスを停止されたり罰金を払わないといけない国も有るんです。オーストラリアとか。北朝鮮なんか投票率は毎回99%超えてますけど、だからといって北朝鮮がフランスや日本よりも民度が高くて若い世代が政治に関心を持っているサイコーの国だなんて、誰も思わないでしょ?」とコメントしていて感心しました。
私も常々日本のマスコミが流す「選挙投票率が低いのは悪いこと、日本の将来は暗い。政治に無関心な日本の若者はケシカラン」みたいな報道は胡散臭いと思っていたので。
たとえばオーストラリアでは連邦議会選挙は義務制で、正当な理由無く投票しなかった市民は20ドルの罰金を課されます。それでもこの国の投票率は実は少しずつ下がってきています。2013の選挙は史上最低93.23%、2016は91%ほど。そして投票しなかったのは、20ドルの罰金など痛くも痒くもない、現状の政治に特に不満も関心もない層であると分析されています。
一方、20ドルを大切に思う低所得者層は投票するしかありません。移民の国オーストラリアでは、英語の読み書きがあまりできない「市民」が多数存在します。そういう人達が多い地域では候補者は何をするか。それは「名前の連呼」です。政策を語っても、英語が苦手な人達には理解して貰えません。だから名前を覚えて貰うために連呼します。支持者はありとあらゆる手を利用して、英語の読み書きができない人達を投票へと誘導します。個別訪問、地域コミュニティでのサポート、ショッピングバッグやメモ用紙をスーパーマーケットなどの前で配付する、普段から相談にのってあげるなどするのです。さらに、この国の投票方式は慣れない人には複雑怪奇です。そこで、「このように投票してください」と見本を作って渡します。投票日に投票所に行って並んでいると、二大政党は勿論、それ以外の泡沫政党もこの見本を有権者に配っています。何も判らない、興味も無いが罰金が嫌だから来ている人たちは何も考えずにその見本通りに書いて帰るのです。あるいはとにかく行って白紙で投票する人もいます。
こうやって投票している人がもし30%いたとしたらどうでしょう?それは本当の意味での民意の反映になるでしょうか?
シナには中国に鼓腹撃壌の故事がありますよね。
古代中国伝説上の聖天子である尭が、世の中が治まっているのかどうかを確かめるために、ひそかに市井に出たとき、老人が腹つづみをうち、地面をたたいてリズムをとりながら、太平の世を謳歌する歌をうたっていた。「お上なんか何の役にも立ってないし必要ない。だってこうやって豊かに暮らしてるんだもん。皇帝なんて、何の仕事もしてないし、私には関係ない」
これをみた尭帝は「民が政治に無関心で、豊かに満足して暮らしている。私の政策は間違ってなかった」と安心するエピソードです。
現在の日本は、この当時の尭帝の中国に近いのでは無いでしょうか?
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