mixiユーザー(id:12923117)

2019年07月10日10:15

140 view

『愛がなんだ』感想

〜直木賞作家・角田光代の同名恋愛小説を今泉力哉監督で映画化。岸井ゆきの、成田凌の共演でアラサー女性の片思い恋愛ドラマが展開する。28歳のOL山田テルコ。マモルに一目ぼれした5カ月前から、テルコの生活はマモル中心となってしまった。仕事中、真夜中と、どんな状況でもマモルが最優先。仕事を失いかけても、友だちから冷ややかな目で見られても、とにかくマモル一筋の毎日を送っていた。しかし、そんなテルコの熱い思いとは裏腹に、マモルはテルコにまったく恋愛感情がなく、マモルにとってテルコは単なる都合のいい女でしかなかった。テルコがマモルの部屋に泊まったことをきっかけに、2人は急接近したかに思えたが、ある日を境にマモルからの連絡が突然途絶えてしまう〜 <映画.comさんより>

フォト


原作も監督も出演者も(筒井真理子さん以外)全く知らず。
でも、あまりにも評判になっているので、これは観ておかねばと、なんとか時間をやりくりして観賞。

面白かったぁああああああああああ!!!!!
話題になってるの、納得だわ。
メインキャラクターの5人、皆、一筋縄じゃいかない面々。
次から次へと予想を裏切ってくれる台詞、緊張感ある展開に、最後の最後まで目を離せなかった。
もう、これ、サスペンス映画かって。
静かに、興奮させられて、静かに、冷や汗みたいな。

原作、さぞかし面白いのね、きっと。
そして、心の奥深く掴まれる隙間ない脚本!

この作品にどれだけのめり込むかは、きっと、観客それぞれの恋愛経験によるんだろうけど。
とにかく演出が、リアル of リアル。
俳優さんたちの演技も素晴らしいんだけど、今泉監督の力、大きいと思う。
空気感を統一した見事なアンサンブル。
間の取り方が、めちゃいい。
こういう1人1人のキャラが丁寧に描かれている作品って、本当好き。
オカシイかもしれないけど、皆に共感しちゃったんですけど、私。
それもわかる。うん、そっちもわかる・・・って。

全体的なイメージを一言で表現するなら「煮込み」映画。
煮込みうどんシーン×2回。
鍋料理のお鍋が一度も使われずに捨てられてしまう描写。
煮込み料理は温かくて美味しいけど、煮込みすぎは要注意。。。

コーヒーカップについたシミも最高でした。
あれって、もろ、テルコの心理。
シミが見えたら、また注げばいい。
毎回、違うシミ。。。

痛いから「もう、やめておきなよ」って言いたくなるんだけど「いや、もう、こうなったら、そのまま突き進め」って、清々しく(!?)応援したくなってた自分もいた。

「わからないんだけど、わかる」
とにかく、この一言に尽きる作品。

いやあ、あまりにも夢中になれてビックリでした。
観れて良かった。最高でした。だから、もう、出しちゃいますの5つ☆!!!!!
10 8

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2019年07月>
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   

最近の日記

もっと見る