� 屮泪鵐�古典文学 方丈記」(鴨長明・水木しげる/小学館文庫)
�◆峩盟瑤料亜�(岡本綺堂/中公文庫)
��「明智軍記」(田中淑紀訳/大衆書房)
�ぁ崙�本の偽書」(藤原明/河出文庫)
�ァ崗討�そばうえだ」(さくらももこ/集英社文庫)
�Α屬舛枩萓犬�見た 岐阜人の不思議」(大藪千穂/岐阜新聞社)
�，蓮嵎�丈記」を水木しげるが漫画で描いたもの。原文もついているので、
参照しながら読んでいける。原文に忠実に再現した上で、現代人の水木
がその時代に行って鴨長明とやりとりするという遊びがあって面白い。
水木しげるの画は原作の無常観に合っている。
��以前から岡本綺堂は愛読していたが、これもなかなか読み応えがあった。
幼馴染で結婚を誓い合った千枝松と藻（みくず）。しかし藻が狐に憑かれたこ
とで運命が変わっていく。藻は玉藻の前として政治の世界で暗躍し、保元の乱
の原因となる。しかし最後は陰陽師に敗れて那須に逃げ、殺生石となる。
面白くないわけがない。
�Ｍ菁�の大河を見据えて、明智光秀に関する本を読んだり、講演を聞いたり、
関連番組を見たりしている。「明智軍記」は間違いが多いことで悪書の代表
のように言われているが、パスすることはできない。出版元の大衆書房は
岐阜市にあった本屋で出版もしていた。かなりの数の郷土史の本を出していて
2000年代に倒産した。今では入手困難な貴重な本も多く、今にして思えば
もっと買っておくべきだった。それにしても、光秀の出自や親戚関係については、
調べれば調べるほど、頭が混乱してくる。
�い麓�分もかつては「上記（うえつふみ）」や「竹内文献」、「冨士文書」などの
怪しげな本に興味を持ち、これらに書いてあるとんでもない超古代史のことや
神代文字の存在について真剣に考えたことがあった。今ではこれらが偽書で
あることは誰も疑わないのだが、なぜ当時自分を含めて信じる人たちがいたの
かを、緻密な調査で明らかにしたもので、スッキリする。
�Δ狼�都出身で、岐阜大学で家政学？を教える大藪教授が岐阜新聞に連載
したもの。しかし岐阜の人間なら誰でも知ってるような内容なので、もっと深く
研究してくれないと、「不思議」でもなんでもない。単行本にするにはかなり
物足りない内容だ。
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