入って行くと、刈り終えた客と世間話していた。ボクに気付いたコゾーが「なに、髪切りに来たんだ?フヒャ。競馬でなくてな?フヒャ」と言った。向うの椅子傍でツルチャンが手招きしてる。何度も言うがツルチャンはコグマで、無い。「いつもみたいに短くでイイですか?」へーい・・ さっそく、ウトウトと魂が出だり入ったりラジバンダリし始める。うにゃ?いつの間にかコゾーが刈ってる。ウトウト・・ あー、顔剃りしてる、にょ・・ ウト、ウ・・そん時「ほれ、寝でる寿司屋フヒャ、スシヤカットだんでぇ?フヒャフヒャ」コゾーが隣の客にカットしながら喋ってる。ボクのこと知ってるシトみたいな感じだな?それにしても、そいつもずっと喋ってるシトである。もすかすて床屋っつーのはそうゆう場なのかもしんない、な?<♪しんなーいしんなーいベイビイ・・ 語ってくれるな、っつーボクが変なのかも♪しんなーいしんなーいベイビイ。
「はい、お疲れ様でしたー」う、うぅ〜ん・・攣りそうな足の力具合を調整して伸びをする。「ほら、待ってるよ!」とコゾーカッチャが言うと、ゆっくり岩石岩男が、いやオオスナアラシ改めオオスナモグリが振り返ったものだ。
ログインしてコメントを確認・投稿する