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2019年06月21日23:37

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【社説】トランプ大統領をだますのは不可能、 北は実務交渉に応じよ

 下記は、知人から来たメールの転載です。

                        記

【社説】トランプ大統領をだますのは不可能、北は実務交渉に応じよ
 
朝鮮日報:2019:6・17

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領は15日「米朝交渉を具体的に進展させるには、事前に実務協議を行う必要がある」と述べた。文大統領はこれまで実務担当者による事前協議を経て首脳会談を行う通常の「ボトムアップ」式の交渉ではなく、首脳間の合意によって突破口を開き、その上で実務担当者が具体的な方策を協議する「トップダウン」式の交渉によって北朝鮮の核廃棄を進めることを呼び掛けてきた。

 これは北朝鮮の核問題に詳しい米国の実務担当者の役割を排除し、政治的な業績を渇望するトランプ大統領との交渉で制裁緩和を手にしようとする北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の側に立った考え方だ。その文大統領が今回「実務交渉を先に行い、その上で首脳会談を行う」という通常の方式を主張し始めたのだが、これが前回ベトナムで行われた2回目の米朝首脳会談での失敗を回避する方法と考えたのだろう。

 文大統領は前日にも「北朝鮮は完全な核廃棄の意志を実質的に示すべきだ」と発言し、国際社会で「金正恩氏の非核化の意志」を代弁してきた従来とは違った考えを示した。

 文大統領の発言を受けて米国ではすかさず「欧州で発せられた文大統領のメッセージは韓米同盟にプラスに働くだろう」との反応が出た。「文大統領が北朝鮮の側から同盟の側に戻った」として歓迎しているのだ。

 6月末のトランプ大統領来韓を前に、米国務省のビーガン北朝鮮担当特別代表が事前に韓国にやって来る。ビーガン氏が板門店で北朝鮮との接触を試みるとの見方もある。文大統領が「実務交渉を先に行うべきだ」と発言したのは、ビーガン氏との実務交渉に応じるよう北朝鮮に促したとも考えられる。

 トランプ大統領が先日から「(金正恩氏との会談を)急がない」と繰り返し明言しているのは、北朝鮮が本当に核を放棄する準備ができているか、先に見極めたいという意味だ。

 金正恩氏は「トランプ大統領を欺き、核保有と制裁解除を同時に手にできる」と考えない方がよい。核廃棄に向け事前に具体的な合意がない状態でトランプ大統領と会談し、前回と同じくまたも交渉が決裂してしまえば、米朝交渉という枠組みそのものが完全に崩壊してしまうだろう。
 
 金正恩氏が本当に国際社会からの制裁解除を望み、そして北朝鮮を普通の国にしたいと考えているのであれば、まずは核廃棄に向けた実務交渉に応じ、核リストを提出して検証を受けねばならない。

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版


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