そもそも、私が分からないのは、
1 労働がそんなに尊いのか。
もしも尊いとしたら、労働しない人を摘発するようなシステムがないといけません。もちろん、一代でのしあがった、株などの長者も例外ではありません。
2 お金も雇用も有限です。
だから、お金を稼がず細々と消費している引きこもりの人は、社会にとって有用な人です。
税金を払って、将来、引きこもりの人を保護するのは、自分の金が損するかのように思いますが、その人たちも消費しますし、そういう人がいるおかげで、雇用があるとも言えます。
3 成長主義は、自転車操業。
戦前の日本、あるいはドイツを考えてみてください。資源エネルギー問題もありますし、金融資本の収奪の問題もあります。これからは、一定のパイを再生し続ける社会が理想ではないでしょうか。
4 生態系的な秩序の問題。
話題になった『働かないアリに意義がある』ではありませんが、一定の比率、働かない人がいてこそ維持されるのが人間社会です。
また、引きこもりということを特に考えなくても、勤労者の中で、一部の競争力のある仕事をしている人がみんなを食べさせているのが、現代の日本の実態でしょうね。
5 今まで、引きこもりの人は、擬態をしていた。
地主階級が多い土地に住んでいたことがあります。地域の人と親しくなったのでいろいろな話を聞きましたが、家賃収入で生活しながら、カッコ悪いので仕事があるかのように偽装していた人がいました。デザイン事務所、盆栽販売業、家具屋など様々なバージョンがありました。たとえば、煙草屋などは、ほとんどの客は自販機を利用し、店主はテレビを見ているだけです。統計上、そういう人は、ニートや引きこもりには分類されません。
フリーライダーという概念があります。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%80%E3%83%BC
怠け者で全く働かずに、高齢になったら生活保護を受けるような人は、フリーライダーでしょうが、
労働ナシで月10万と、八時間労働で月25万の二つが選択できるとしたら、前者を選ぶ人はごく少数ではないでしょうか。
少なくとも、国民の大半がフリーライダーになり、国が亡ぶ…ということは、ありそうにないことです。
本当にけしからんのは、日本に税金を納めていないAmazonなどと、それを容認している政治家です。政治家も、資産を後援会名義にして相続税を納めていない者も多いです。
刑事事件でいうと、舛添が横領や詐欺で懲役に行かないのが、不可解至極です。
■事件影響で相談殺到=中高年引きこもり、不安切迫−支援団体「隠す人にも手を」
(時事通信社 - 06月09日 07:31)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=5655329
ログインしてコメントを確認・投稿する