下記は、2019.6.9 付の NPO法人百人の会 から来たメールの転載です。
記
NPO法人百人の会 御中
いつもお世話になっております、新潟県柏崎市の三井田です。4月の統一地方選挙での落選後、なぜか公立中学校で社会科を教える身分となっており、土日も部活動の面倒をみているため、第10回定期総会には出席できず申し訳ありません。自分の仕事もあるので期間限定で・・・。この1か月間で感じた違和感をご報告したいと思います。
使用している教科書は教育出版のもので、私が受け持つ範囲はロシア革命から第一次世界大戦、世界恐慌、第二次世界大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争を経て現代まで。教科書及び他の社会科の先生と相違点は以下のようなものです。
1.事変と戦争の違いが分かっていない。宣戦布告等。
*シナ事変も日中戦争と教えるようになっており、蒋介石支援の他国の動きが理解できない。
2.戦争にはそもそもルールがあること、軍服の意味が理解されていない。
3.ヒトラーは選挙で勝った(アウトバーン、フォルクスワーゲンの説明不足)のであって、いきなり独裁者になったわけではないが、独裁者の誕生としてムッソリーニとひとくくり。あげくの果て、日本も第一次世界大戦後、ファシズム国家となったとの説明。
4.大正デモクラシーを勉強したはずなのに、敗戦後の話になると民主主義がアメリカによって初めてもたらされたと説明。
5.日本が人種差別撤廃を求めたヴェルサイユ会議の内容を知らない。
→ だから当時の日本の世論の怒りも理解できない
ほか、南京大虐殺も事実などなど・・・。
違和感だらけで良い意味での勉強をさせてもらっております。
ちなみに先週226事件を教えた際、教室で『青年日本の歌』を歌い、生徒に「君らなら、どっちにつく?」と質問する暴走をしてしまいました。
今週はアジア・アフリカの独立まで進むので、師匠・名越二荒之助先生ばりにパラオ国旗を持参し、第1回AA会議でのスリランカの賠償権放棄、インドネシア独立の戦いなど、生徒に公平な目で見る大東亜戦争の意義を教えたいと思っております。
「関東軍は何故、関東と呼ぶのか」「ニイタカヤマノボレのニイタカヤマはどこにあるのか」など、興味をもってもらいつつ、与えられた任期で、まっとうな歴史観をもつ若い世代を育てたいと思います。
以上、近況含めたご報告でした。
ログインしてコメントを確認・投稿する