Z200 オーバーホール 16 オイルフィルタエレメント交換
諸事情で日記の更新に間が空きました。
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1970057776&owner_id=436214
のシリーズの続編です。
エンジンの腰上オーバーホールをしておいて、
エンジンオイルフィルタを交換しない人がどこに居りましょうか。
左様な訳でフィルタを交換します。
�．疋譽鵐椒襯箸�らのオイルにじみが気になっていました。
ボルトのワッシャが、劣化によって凸凹しておりましたので
これが原因でしょう。
そもそもドレンボルトのワッシャは毎回交換する物の筈なのですが、
ついつい、先送りになっておりました。反省。
アストロプロダクトの12mm銅製ワッシャがコストパフォーマンスに優れます。
5枚入りで300円くらいだったと思ます。
ついでにマグネット付きのボルトにしてしまいます。
��Z200Aのオイルフィルタは
右舷エンジンカバーを外さなければアクセスできない
整備性への考慮に欠ける構造になっています。
Z200Aの主要ターゲット市場が米国ですから
どうせ、アンタらはフィルタなんて交換しないでしょ。
と割り切ったのかもしれません。
いずれにせよ、ステップ、スタータキックなどを外さなければなりません。
キックの位置は同じ位置に戻しますから
マジックでマーキングしておきます。
�Ｆ餞悗離┘鵐献鵐�バー外しです。
前回は以下の如く難儀しました。
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1958338459&owner_id=436214
今回はその経験を活かして手際よくやりましょう。
プラステックハンマーでコツコツやっていたのではラチがあきません。
「木製」の角棒を用意して
オイル注入キャップに引っ掛けて
テコの原理で
クランクケースからエンジンカバーを剥がします。
これが一番無害で宜しい様です。
�い海了�注意すべきは
スタータキックのスプリングを
抜け落とさないように留意することでしょうか。
さて、ご対面したオイルフィルタを見てビックリ。
1年ほど前にフィルタを交換しているのですが
液体ガスケットのカスの様なものが
結構溜まっていました。。。。
本車両のオーナー履歴や整備歴は追えていませんが
オーバーホール、或いはオイル交換の際に
ガスケットを新調せず、
代わりに液体ガスケットを多用した可能性が大です。
これだけエンジン内が汚れているとなると
そんな理由から、本当に不安を払拭するには
全部バラさないといけないのかもしれません。
�ゥ院璽垢留錣砲悗个衂佞�、残留したガスケットは
キャプクリーナースプレーでを最小限染み込ませて
ダイソーのスクレーパ（カッターの刃のようなモノで10枚入）で
落としていきます。
段差がある様な部分はオイルストーンで面出しします。
これを怠るとエンジンオイルがにじみ漏れてきてしまいます。
�Ε優奪箸寮響櫃靴謄札奪箸靴泙靴拭�
�Г海海�ら組付け作業です。
ドエルピンは錆びて外れなくなる事がありますので
未然に防止するためグリスを塗っておきます。
同様に、ケースを止めるネベねじも予めグリスを少量塗布しておきます。
適正トルクで締め付けておけば
グリスを塗ったからと云って振動で緩むようなことはありません。
�┘�ックのＯリングは再利用しますが
リップの部分にシリコングリスを塗布して滑りを良くしてやると
組付け時にスムースに入り楽ですし、
傷つける可能性も低くなり精神的にも安心です。
��ケースカバーのガスケットですが
ケース側にセットしてカバーをつけるのではなく、
カバー側に仮止めしておいて、ケース側に取り付けて行った方が楽でした。
と云うのも、このガスケットは海外の社外品で
寸法精度に難点がありました。純正ならばこんな事はないのでしょう。
この後は安物買いの銭失い。にならないようにしたいです。
����ナベネジはセオリー通り、
対角にまんべんなく均等に締め付けていきます。
これで、オイルフィルタ交換も完了です。
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一般的に、オートバイの保守作業に於いて
オイルフィルタ交換は
比較的容易となるよう考慮されていますが、
Zシリーズの末弟のZ200の場合は
兄貴分のZ750TWINを遥かに凌ぐ面倒くささを誇ります。
まさに小粒ながらピリリと辛い、男カワサキのバイクと申せましょう。
こんなところで辛い必要はないと思うのですが、
果たしてZ200の後期型やその派生形は
ケースを外さなくてもオイルフィルタエレメントが
容易に交換できるように改善されます。
恐らく色々な人から文句が出たのでしょう。
しかし、その改善のせいで、
見た目の造形は醜くなってしまいます。
おまけにカバーの「KAWASAKI」の刻印も
フライングKの「Kawasaki」になって
貧相で品格が損なわれてしまいます。これは個人的な感想です。
しかし、
造形美をとるか、実用をとるかは
オーナーの好みに委ねられるところですね。
腰上オーバーホールも終盤になってきました。
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