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2019年05月22日09:45

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みんなの車についているデータ記録装置(EDR)を利用するべき

自動車事故の報道が続くけど、気になることがある。みんなの車には車両データ記録装置が既についている。なのに、なんでこれを活用しないんだろう?まして、テレビのレポーターはブレーキ痕がないとかピントの外れたコメントばかりだ。池袋の事故や公園の砂場に突っ込んだ事故では「ブレーキを踏んだけど車が急加速した」という証言を繰り返している。この真偽はEDRのデータを見れば明らかだ。
皆さんの車にはEDR・CDR(事故データ抽出・解析)と言われる記録装置が既に搭載されている。元々は、米国でエアバックが事故の時に開かなかったという告発が多くて、その動作条件を記録する目的だったと聞いている。軽微な衝撃や、運転条件ではエアバッグは開かないので、それを証明するのが目的だったようだ。(事故の時にエアバッグが開くと、メガネが割れたり枠で目の周りを大きく切るから危険だと思うんだよね)
だから、自分の車にEDR・CDR(事故データ抽出・解析)が搭載されているかはエアバッグがついているかが一つの判断基準かな。資料によれば『2017年度新車販売台数における99.3%のメーカーがEDR搭載車両を販売している』とある。
コンピュータのデータだから、車からデーターを吸い上げる(ダウンロード)するのに、時間は数分もかからない。走行速度、ブレーキやハンドルの切り角、シートベルトといった一般的なデータなら瞬時だろう、それに対して走行中の加速度や燃焼状況などまで記録している車種ならもう少しかかるかもしれない。でも待つような時間じゃないと思うよ。
解析には少し時間がかかるかもしれない、しかも米国では解析アプリは新車の発売開始から90日以内に提供されなければいけないという法律があるようだ。ここでいう解析とはエンジンの燃焼情報とか車両の挙動といったデータであって、ブレーキの踏み間違え(どのペダルがどれだけの力で踏まれていたか・今の車は事故を検出すると自動で強力なブレーキをかけてくれる)などはほぼ瞬時に抽出できるはずだ。
警察も国交省もなぜ、このデータを公表しないのだろうか。
たぶん、これはメーカー各々が自ら設置した装置だからなんだろうと思う。国が仕様を決めて(役人が自分でそんな仕様を書けないはずだけど)、法律で設置を義務付けた装置じゃないと記録された情報に信頼性がないというのが役人の論理構成だと思う。だから『そんな信用できないものの情報なんか頼りにしないもんね』というのが、警察の動きなんじゃないのかと思っちゃう。(それともホントにEDRの存在を知らないんだろうか?)
今の車にはCAN-Busと言われる通信ポートがついている、自分のところにはこれをいじくるアプリもあるので、特殊なケーブルをつないでやるといろいろな設定を実行することができる。また、不具合の記録も直接表示することができる。アプリを起動するとデータは瞬時に表示される。
以前にディーラーで「サイドブレーキを引いたまましばらく走りましたね」って注意されたのは、こういうデーターはいつでも自由に参照できるという事だ。

昨日も、新橋で幼稚園バスにトラックが追突する事故があった。池袋や市原の事故では、加害者がブレーキを踏んだけど、急加速したというような証言をしている。こういう事故の時はEDR・CDR(事故データ抽出・解析)から車両の操作関係のデータを抽出することが先ずは求められると思うんだよね。

ちなみに、現在のABSが付いた車は急ブレーキを踏んでもタイヤはロックしない(そのための装置がABS)だから、タイヤ痕も残らないし、スキール音も聞こえない。TVのレポーターが、ブレーキ音を聞きましたか?ってしつこく聞いていたけど衝突音はしてもブレーキ音もブレーキ痕もほとんどないと思うよ。タイヤをロックさせたら制動距離が延びちゃって危険だもんね。雪道でも、むかしはポンピングブレーキって言ったけど、今は思いっきりブレーキを踏むだけでいいし、ESC(スタビリティコントロール)がついていれば雪で滑りやすい道でもまっすぐ(あるいは狙ったコーナーどおりに)進めるもんね。
そういう点で、コンピュータ様のサポートがないと車に乗れなくなっちゃったような気がするなぁ。
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