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2019年05月16日12:36

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第10章 至上神(かみ)は全存在(すべて)の源


第10章 至上神は全存在の源

アルジュナが「イーシュヴァラ(全体世界)」の輝きについて知りたいという願いを持っていることを知り、クリシュナはこの世界に現れている「イーシュヴァラ(全体世界)」の輝きについて語りました。
「イーシュヴァラ(全体世界)」の本質。それは生まれることもなく、始まりもなく、世界を現わし、支えるものであるといいました。それについて知る人は生きる道において迷うことなく、あらゆる束縛から解放され、自由になるとクリシュナは語りました。

「イーシュヴァラ(全体世界)」が示した知識は、輝く炎のように、個人の中にある無知という闇を照らし、取り除きます。自分自身を知らないという無知から生じていた “自分は個人である、という自己観念” や、恐れ、不安が正しい理解によって取り除かれれば、人はあるがままの自分自身の事実を受け入れ、不変であり、限りなく満ちる自分自身に喜べるようになります。

アルジュナはクリシュナに「イーシュヴァラ(全体世界)」の栄光について語ってくれるように頼みました。

この世界での「イーシュヴァラ(全体世界)」の現れは、名声であり、豊かさであり、美しさであり、強さで会い、海であり、海から水を汲み上げ大地に降らせる法則であり、その例を挙げれば終わりがない程様々です。美しく神聖なものだけでなく、あらゆるものが「イーシュヴァラ(全体世界)」の現れであり、この世界に「イーシュヴァラ(全体世界)」でないものなどありません。

「イーシュヴァラ(全体世界)」によってすべての物事は「創造・維持・破壊」のプロセスを辿り、時間と空間において「ダルマ (調和・秩序)」の法則によって現れます。それらを現わす存在であり、意識であり、真実であるのが「イーシュヴァラ(全体世界)」の輝き=「ブラフマン(普遍な存在)」「アートマン(真我、真実)」です。

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