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2019年05月15日23:46

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第10回【緋色のハザード】ゲームブックリプレイ

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※ここより先はゲームブック【緋色のハザード】のネタバレを含んでいます。ご注意ください。

ぜろです。
せっかく感染したワクチンを和久井さんにも投与してあげたいけれど、彼女は病院を脱走してしまいました。
このままではウイルスをまき散らしまくって彼女のみならず人類の危機に。
彼女はいったいどこに消えてしまったのでしょう。まだ自我を保っており、おとなしく自宅マンションに帰っていてくれればいいのですが。
でも、部屋の暗証番号がわからないのでした。
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●アタック03-7 マンションに入りたい!

さて、今回自由行動できる3回目、最後の行動だ。
俺としては、なんとか和久井さんのマンションの暗証番号のヒントがほしい。
どこに行けば手に入る可能性が高いだろうか。

やはり、和久井さんが入院していた病院か。

俺は緋川市民病院に向かった。
市民病院は閉鎖中だ。感染症の疑いのある和久井さんが脱走したってニュースが流れてたしな。
取材陣や野次馬でごったがえしており、普通の手段では入れそうにない。
隙を見て忍び込むという選択肢があったので、挑戦してみることにした。
この状況、人が多すぎて逆に隙がなさそうだが周囲をぐるりと回り、人気のない横手から侵入に成功した。

和久井さんがかつていた検査室に入ってみたが、当然彼女の姿はない。
それはわかっていたことだが、他に何のヒントも見つけることはできず、見回りを避けつつ脱出するほかなかった。

残念ながら、何の実入りも得ることができなかった。
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●アタック03-8 感染拡大

自由行動のターンが終わった。さあ、次はどんな出来事が起きる?

深夜の臨時ニュースは衝撃の情報を流していた。

緋川市民病院が原因不明の火災で炎上中というのだ。これはアレだ。1人目の俺が巻き込まれた火災だ。
さらに病院周辺での無差別殺人が続発しているという。
一部報道によると、正気を失ったゾンビのような集団感染者集団による犯行とみられている、と。

ついに、きたか。
本格的なゾンビサバイバルのときが。
病院内の感染が外部に漏れたのか、脱走した和久井さんが広めてしまったのか。今となっては関係ない。

自由行動を少々行動を無駄にしてしまっていろいろ間に合わない予感がするけれど、そろそろ正念場だな。
どうしたらいい。俺は何をすればいい。
やりたかったことは、和久井さんにワクチンを打つことだった。
けど今さら和久井さん1人にワクチンを打ってどうにかなるレベルじゃない。
ちょっと動向が不審ではあるが、更科博士の開発した新ワクチンが頼みの綱だろう。
なんとかしてアレを広めなければならないのではないか。

ここでまた自由行動タイムになり3ヶ所回ることができる。
ある程度自由行動し、イベントストーリーが進展し、を繰り返しながら進めていく形ということが、今さらながらに把握できた。

さあ、どうしようか。
気になるのは、和久井さんのマンションと更科博士の家だ。
これまでと進む先のパラグラフ番号が違うのだ。何か新たな展開が待ち受けているに違いない。
あとは、まだ行っていないところと言えば、赤城製薬かな。
順番に行ってみよう。


●アタック03-9 なにもかも手遅れか

和久井さんのマンションは、火災で焼失していた。
警察官の会話の断片からは「感染者」「始末」といった単語が拾える。
このタイミングまでにマンションに入れなかったのは、致命的かもしれないな。

更科博士の家もまた、人の住めない廃墟となり果てていた。
ガラスは全て割られている。室内も荒れ放題。宅内の研究室も荒らされている。
サンプルも、資料も見当たらない。
何が起きたのだろうか。わからないが、博士の遺体は見あたらなかった。

最後に向かった赤城製薬は、会長が「ワクチンの研究をさっさと進めろ」とわめいている現場を目撃した程度だった。
どうして赤城製薬がワクチンを握っているのか気になったが、今は語られるときではなさそうだ。考えられるとしたら、更科博士が拉致られてるとかか?

結局何の実入りもないまま、3回の自由行動は終わってしまった。
この先、どうなってしまうのだろうか。


●アタック03-10 国立防疫研究所へ

自由行動が終わった。事態がまた進行してしまう。
今度はどうなってしまうのだろうか。

テレビはもう、何の映像も映さない。事態はかなり深刻なところまで進んでいるのだろう。
ラジオが、政府の臨時放送を流している。
それによれば、自衛隊によって緋川市は封鎖・隔離されることが決まったと。さらに各国は、感染防止のため緋川市に核の使用も辞さない構えというひどい情報が流れていた。

2人目の俺の挑戦では、核ミサイルの使用により、世界は核の炎に包まれた。
バッドエンドな結末に突き進んでいる予感しかしない。
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電話が鳴る。まだ回線が生きていたらしい。
電話の主は、更科博士だった。

「今、国立防疫研究所にいる。和久井くんも一緒だ。今すぐ来てくれないか」

それだけ言うと、電話はすぐに切れた。
状況は聞けなかったが、和久井さんの身柄は更科博士の方で確保してくれたようだ。
なら、新ワクチンは打ってくれたのだろうか。そうであればいいのだが。更科博士の行動は不審な点もあるので、信用しきれない。

だが、どのみち行くしかない。
この状況を打破するためには、更科博士のワクチンが不可欠だからだ。
それに予感がする。今、事態はクライマックスに向かっていると。国立防疫研究所がこのエピソードの最後の目的地だろう。

ここからは、自由行動タイムではない。
ゾンビがうろつく街の中を国立防疫研究所に向かう、サバイバルの開幕だ。


次回、ガンシューティングになると思ったら包丁しか持っていなかったでござる
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■登場人物
和久井 出番の少ないヒロイン枠。ウイルス感染者で絶賛隔離中。
更科博士 ゾンビ化ウイルスに関わっている極東大学附属病院の医師。
鷹野記者 緋川タイムズ新聞社の敏腕っぽい記者。
狩猟の会会長 銃砲店店主。昔異形の怪物の山狩りをした人物。
緒方警部 はみだし警部。独自に真相を追っている。もっとはみだせ。
俺 俺3号。力と技をあわせ持つ。


ゲームブックリプレイ【緋色のハザード】目次
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