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2019年05月12日08:54

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第8回【緋色のハザード】ゲームブックリプレイ

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※ここより先はゲームブック【緋色のハザード】のネタバレを含んでいます。ご注意ください。

ぜろです。
血液サンプルを手に入れ損ねたら、世紀末救世主伝説の世界になっていました。
何を言っているかわからないと思いますが、とにかく感染が拡大してものすごく大変なことになっているとしか。
立て続けに2回死んでしまった俺。おお、死んでしまうとはなにごとだ。
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力と技の俺3号が挑みます。


●アタック03-1 血液サンプルを手に入れれれれれ

ま、巻き戻し巻き戻し!
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俺は血液サンプルを入手するために緋川市民病院に潜入した。
アタック02と同じポイントから再開だ。

警官の目を盗んで検査室に忍び込んだ俺は、隔離拘束され意識を失っている和久井さんから血液サンプルを採取することに成功した。

ことは素早く運ばねばならない。席を外した警官はすぐにでも戻ってくるだろう。

さっと検査室から出る。

「ちょっと君」

そこで警官から声をかけられた。
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ここで逃走すると結局捕まってしまう。ならば、ドキドキしながら立ち止まるしかない。

「君、今、そこの部屋に入ったか?」
「いえ? ちょっと道に迷ったみたいで」

ほ。決定的瞬間は見られていなかったみたいだ。
俺は緋川市民病院をあとにした。

やった! これで和久井さんの血液サンプルを手に入れたぜ。

さて。何度か行きつ戻りつしたためにわかりにくくなっているので、状況を整理しよう。
俺は今、3日分、3回の自由行動ができる2日めにいる。
1日めは和久井さんのマンションに入ろうとしてキーワードがわからず不発。
2日めに緋川市民病院へ潜入し、和久井さんの血液サンプルを手に入れた。
これを更科博士の家に届ければ、ミッションコンプリートとなる。

ならば3日めは更科博士の自宅を直接訪問してみよう。約束の期日は一週間後だった。まだだいぶ先だが、早めに渡しておいて損はないはず。

だが、更科博士は留守だった。あの博士、普段家に帰っていないのだろうか。


●アタック03-2 新・自由行動

最初の自由行動の3日間はこうして過ぎた。
ニュースを見ていると、事態が少しずつ悪い方向に進行していることがわかる。

まず、俺は相変わらず雪山山荘事件の重要参考人のままで、依然行方知れずということになっている。
とはいえつい一昨日も警官と接触していたが、今のところ見破られていない。
雪山の事件を上回る事態が起きているため、正直それどころではないのだろう。

感染症の噂も流れ始めている。
雪山山荘の犠牲者も感染症によるものだ、というのだ。
その点は間違っているのだが、首筋を噛まれるという点は酷似しているので、勘違いされても仕方ないな。
そしてそんな噂が出回っているということは、感染症が世間に認知されつつあるということ。
すでに表に犠牲者が広がり始めている可能性もあるな。

さて、ここからは週の後半の自由行動となる。ふたたび3日分、3回の行動をすることができる。
特に理由はないが、行ける場所が増えていた。
緋川タイムズ新聞社と、刀剣銃砲店だ。
血液サンプルは手に入れたことだし、週末に更科博士に渡すまで、特に目的はない。

であれば、新たに行けるようになった先を中心に行動してみようか。


●アタック03-3 なぜか気になる狩猟の会会長

まずは新聞社からだ。

「最近はビッグニュースが多すぎて大わらわなんだ。特ダネでないなら、すまんが……ん? バックナンバーなら地下の閲覧室だ」

鷹野という敏腕っぽい記者に適当にあしらわれはしたものの、バックナンバーの閲覧をすることができる。
見ることができるのは、最近の記事と昔の記事の二択だ。

今、気になっているのはどちらだ。
そういえば、何らかの伏線だろうと思っていた和久井さんの自分語りにあった事故の件は、ほっとかれていたな。
それとも、謎の輸血話だけで終わりなのか。
昔の記事を見たら何か出てくるだろうか。

昔の記事を見る。
そこには、呉内山(くれないさん)に異形の怪物が目撃され、狩猟の会会長が山狩りを行うという記事があった。
そこには猟銃をかまえたはげ頭の人物が写っている。狩猟の会会長だろう。
何の関係があるのか全くわからないが、この描写の人物は覚えておいて損はないだろう。

これだけで1回めの行動は終了となる。
ならば2回めの行動も、新聞社を選択。最近の記事を見てみよう。

最新の記事では、雪山山荘事件と、未知の感染症の流行の兆しについて書かれている。
雪山山荘事件はニュースで見たのと同じ内容で新味はない。
感染症の方は、医療関係者を中心に原因不明の高熱が流行の兆しを見せていると書かれていた。
それって医療関係者に感染が拡大しているということだな。

3回めの行動は、刀剣銃砲店に行くことにした。
店主ははげ頭の人物だ。作中に限れば特徴の伝え方からして、昔の記事に載っていた写真の人物だろう。
当時の狩猟の会会長だ。

とはいえ、未だに「だから何?」という感じで今の事件とのつながりは見えないのだが。

刀剣銃砲店では、最近ぶっそうになっているからという理由で、護身用に武器を売ってくれるようだ。いいのかそんなんで。あんまりグレーな商売してると認定取り消されるぞ。

でも売ってくれることはありがたい。どれか一つ選んで良いし、いらぬ疑いをかけられないよう、購入しないのも自由だ。

売り物は、「ステンレス包丁」「ダマスカス狩猟鉈」「備前長船(日本刀)」「レミントンM870(ショットガンタイプの猟銃)」だ。

店主の助言によれば、所持していても不審に思われないのは包丁と鉈。日本刀や猟銃は目立つので持ち運びにも注意が必要とのこと。
ていうか曲がりなりにも日本では銃を持つには資格もいるし、ガンロッカーなどの保管も厳重に決められてるし、見つかれば売った店にも被害が及ぶ……ってまあいいかそんな無粋なツッコミ。

俺は店長の話を吟味し、ステンレス包丁を所持することにした。
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次回、約束の一週間が経過し、更科博士に血液サンプルを渡す日が――。

■登場人物
和久井 出番の少ないヒロイン枠。ウイルス感染者で絶賛隔離中。
更科博士 ゾンビ化ウイルスに関わっている極東大学附属病院の医師。
鷹野記者 緋川タイムズ新聞社の敏腕っぽい記者。
狩猟の会会長 銃砲店店主。昔異形の怪物の山狩りをした人物。
俺 俺3号。力と技をあわせ持つ。

ゲームブックリプレイ【緋色のハザード】目次
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